Thursday, January 27, 2011

PRAJ(仮放免者の会)について

現在、日本には200万人以上の定住外国人が住んでおり、難民や移民の割合が増えています。日本は難民条約に入っているにもかかわらず難民認 定基準が極 端に厳しく、難民の多くは、現在の日本の行政手続きでは不法入国・不法滞在者として扱われています。母国での迫害を逃れてきた難民が、日本では入管法違反 者として扱われ、命の危険性すらある母国に送り返されようとしているのです。一方、1980年代のバブル景気以降、日本政府は外国人労働力の導入を行い、 発展途上の各国から移民が来日しました。しかし移民の多くは法的地位が不安定なままにおかれ、日本が不景気になったら追い返される存在におかれています。 しかし移民は単なる「労働力」ではありません。生きた人間であり、生活があり、家族もあり、学校に通う子どもたちもいます。その移民を、不景気で労働力が 余ってきたからと追い返すのは人権侵害です。
不法滞在として入国管理局に収容され、過酷な収容生活、入管職員からの厳しい帰国強要に耐え、それでも母国に帰国できない私たちは、1年を越える収容生 活で身も心もボロボロになったころ、「人道的配慮」からの仮放免を許可されます。仮放免になっても、就労は認められず、国民健康保険に加入できないので病 院では10割から30割の高額な費用を請求され、移動の自由もありません。しかも、難民手続きや行政訴訟の結果をもって再収容という苦難が待ち受けていま す。やっと仮放免になって喜んだのもつかの間、2ヶ月後には再収容され、またもや1年間の収容生活に耐えなければならないという仲間もたくさんいます。さ らに3回目・4回目の収容をされる仲間もいます。
私たちは、安心して日本で生活していけるために在留資格を求めて活動しています。また私たちが現在、最も危機感・恐怖を感じるのは再収容です。再収容と いう人権侵害が行われないよう、入国管理局に強く要求します。
このホームページを見た仮放免中の皆さん、国籍・民族・宗教などの違いを越え、共に力を合わせて私たちの人権を守りましょう。日本人や正規滞在外国人の 皆さん、私たちの運動にご支援をお願いいたします。

PRAJ(かりほうめんしゃの かい)について

 いま、にほんにわ 200まんにんを こえる ていじゅう がいこくじんが すんで おり、なんみんや いみんの わりあいが ふえて います。にほんわ なんみん じょうやくに はいって いるのに、なんみん にんていの きじゅんが きょくたんに きびしく、なんみんの おおくわ、いまの にほんの ぎょうせい てつづきでは 「ふほうにゅうこく・ふほう たいざいしゃ」として あつかわれて います。うまれた くにでの はくがいを のがれて きた なんみんが、にほんでわ 「にゅうかんほう いはんしゃ」として あつかわれ、いのちの きけんすら ある うまれた くにに おくりかえされようと して いるのです。いっぽう、1980ねんだいの バブル けいきから、にほん せいふわ がいこくじんろうどうりょくを ほしがり、 はってんとじょうの くにぐにから いみんたちが にほんに やってきました。しかし いみんの おおくは ほうりつてきな たちばが ふあんていな ままに おかれ、にほんが ふけいきに なったら おいかえされる そんざいに おかれて います。 しかし いみんわ たんなる「ろうどうりょく」では ありません。いきた にんげんであり、せいかつが あり、かぞくも あり、がっこうに かよう こどもたちも います。その いみんを、ふけいきで 「ろうどうりょく」が あまって きたからと おいかえすのわ じんけん しんがいです。
「ふほうたいざい」として にゅうこく かんりきょくに しゅうようされ、ひどい しゅうよう せいかつ、にゅうかん しょくいんからの 「じぶんの くにに かえれ」という きびしい ようきゅうに たえて、それでも うまれた くにに かえれない わたしたちわ、1ねんを こえる しゅうよう せいかつで からだも こころも ボロボロに なったころ、「じんどうてき はいりょ」からの かりほうめんを きょかされます。かりほうめんに なっても、しごとを する ことわ みとめられず、こくみん けんこう ほけんに はいれないので びょういんでは 100から 300%の たかい ひようを せいきゅうされ、また、いどうの じゆうも ありません。しかも、なんみん てつづきや ぎょうせい そしょう(さいばん)の けっかを もって さいしゅうようという くるしみが まちうけて いま す。やっと かりほうめんに なって よろこんだのも つかのま、2かげつごには さいしゅうようされ、またもや 1ねんかんの しゅうよう せいかつに たえなければ ならない という なかまも たくさん います。さ らに 3かいめ・4かいめの しゅうようを される なかまも います。
わたしたちは、あんしんして にほんで せいかつして いけるために ざいりゅう しかくを もとめて かつどうして います。また わたしたちが いま、もっとも ききかん・きょうふを かんじるのは さいしゅうようです。さいしゅうよう という じんけん しんがいが おこなわれないよう、にゅうこく かんりきょくに つよく ようきゅうします。
この ホームページを みた かりほうめんちゅうの みなさん、こくせき・みんぞく・しゅうきょうなどの ちがいを こえ、ともに ちからを あわせて わたしたちの じんけんを まもりましょう。にほんじんや せいき たいざい がいこくじんの みなさん、わたしたちの うんどうに ごしえんを おねがい いたします。

PRAJ (Provisional Release Association in Japan): Who We Are

There are presently more than two million foreign residents, an increasing proportion of whom are refugees and immigrants. Although Japan is a State party to the Convention Relating to the Status of Refugees, its refugee recognition standards are extremely stringent, and the current Japanese government procedures treat most of the refugees as illegal entrants and illegal residents. Those refugees who fled persecution in their country of origin are treated as offenders of the Immigration Control Act in Japan, facing the danger of being deported to their country, where even death may await them. On the other hand, the Japanese government has been importing foreign labor since the bubble economy period in the 1980's, and people from various developing countries have been immigrating to Japan. Most of our legal status, however, has remained precarious, and we are threatened to be driven away when the Japanese economy turns down. Immigrants are not mere "labor power," nonetheless: we are living human beings with lives and families, sometimes including school-age children. It is a violation of human rights to throw us out of the country just because labor power is now redundant due to the recession.

We are detained by the Immigration Control as illegal residents, live under detention with severe conditions and with immigration officers' harsh coercive pressure to go home, and yet we still cannot go back to where we came from; "out of humanitarian consideration," we are granted "provisional release" after over a year of detained life which has a devastating effect on our body and soul. Even on provisional release, we are not permitted to work, and we have to pay from 100 to 300% of the high medical bills as we are excluded from the national health insurance system; and our freedom to move is restricted. What is more, depending on the result of the refugee recognition procedure and administrative lawsuit, we may face the hardship of re-detention. Many of our friends had only two month to celebrate their provisional release before they were re-detained for another year. Furthermore, there are some who face third and forth detentions.

We are campaigning for a proper resident status in order to live a secure life in Japan. Also, what we fear the most now is re-detention. We strongly demand the Immigration Control not to violate our human rights by re-detaining us.

To those on provisional release who have found their way to visit our website: let us defend our human rights together hand in hand. To Japanese citizens and foreign residents with a legal status: we call on you to support our struggle.