Tuesday, March 1, 2011

2.25デモ Stop “Re-Detention”! 報告


→ひらがな・カタカナ

「仮放免者の会」主催の2.25デモ、ぶじにおわりました。


   デモは、品川駅前を出発し、最後は東京入管をぐるっと一周するというコースでした。入管のまわりでは、入管への抗議の声をあげるとともに、収容されているみんなに激励の声をとどけました。収容所のなかからは、わたしたちのデモにこたえる声がはっきりときこえ、鉄格子ごしに手をふる姿もみえました。


  デモのあとに、移民・難民の有志と日本人支援者とで、入管に申し入れをおこないました。この声が法務省・入管の職員にとどき、人権侵害の状況が改善されることを願っています。申し入れ書の内容は、以下のURLを参照してください。

http://praj-praj.blogspot.com/2011/03/blog-post.html

  インターネットなどでデモの告知に協力してくださったみなさま、賛同者に名をつらねていただいた個人・団体、応援のメッセージをくれたみなさま、ほんとうにありがとうございました。

  このデモは、法的な権利を不十分にしか認められていない移民・難民の参加者にとって、リスクを考えることなく参加できないデモでした。入国管理局(入管)は、移民・難民にたいして、ひじょうに大きな権力をもっています。退去強制令を出すのも、またそれを執行するのも、入管です。仮放免者を収容したり、被収容者に仮放免するの入管の権限。さらに、難民認定や在留特別許可といったかたちで在留資格を出すか出さないかの決定も、入管の手にゆだねられています。
  そうした大きなちからをもつ入管にたいし、デモをおこない、抗議の声をあげることは、簡単なことではありません。そして、だからこそ、このデモに参加できなかった人たちの存在もわすれるわけにはいきません。

  さまざまなひとが、みえるかたちで、あるいはみえないところで、このたたかいに参加しています。
  難民認定をもとめる難民。移民労働者やその家族。日本人と結婚し、家族とともに日本に定住することをのぞんでいるひと。日本で育った移民の2世……。
  仮放免されているものの2度め3度めの収容をおそれながら暮らしているひと。いままさに収容されていて、仮放免をもとめているひと。さらに、収容の過酷さにがまんできず帰国に同意してしまったものの、日本に残ろうとするひとたちと連帯して収容所内でたたかっているひともいます。
  デモはおわったものの、東京入管(品川)で、また東日本入管センター(牛久)で、被収容者たちが連名で入管への要求書をだす動きがあります。また、デモのおこなわれた25日にあわせてハンガーストライキをおこなったひとたちもいます(*)
  人間としてあたりまえの権利をとりもどすたたかいは、入管のなかとそとで、まだつづいています。今後ともみなさんの注目と協力をおねがいします。


(*)デモから3日後の2月28日午後に私たちが調査した時点で、品川では3人がハンストをつづけていました。うち2人は、状況が改善しつつあるとの判断のもと、きょう(28日)の夜にはハンストを解除する意向を示しています。
  しかし、もう1人は「入管は信用できない」と、ハンスト継続の意思をしめしています。東京入国管理局には、かれが納得してハンガーストライキを解除できるよう、かれにたいして誠実な回答と対応を早急におこなうことを求めます。



関連リンク

デモ参加者による報告

デモの告知をしてくださったサイト


  ほかに、ツイッター、ミクシィなどをつうじて、たくさんのかたがたが、デモの紹介をしてくださいました。こころより、感謝もうしあげます。

デモに賛同してくださった個人・団体
http://praj-praj.blogspot.com/2011/02/blog-post.html

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