Friday, August 31, 2012

東日本入管センターでのハンストについてのマスコミ各社報道





  7月20日からおこなわれている、東日本入管センターの被収容者によるハンガーストライキについて、いくつか報道が出ているようです。




20ヶ国の120が入管でハンスト / 仮放免求める
  東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容中のパキスタンやフィリピンなどの20カ国の男女約120人が、長期収容者の仮放免などを求め、無期限のハンガーストライキを始めたことが20日、支援団体「BOND」(外国人労働者・難民と共に歩む会)への取材で分かった。
  BONDによると、センターには約350人が収容されている。センターが必要と認めた場合に仮放免されるが、申請が不許可になるケースが多いことや不許可の理由が説明されないことについて改善を求めている。
  センターは「ハンストが行われていることはまだ確認していないが、意見や要望があれば回答したい」としている。
『東京新聞』2012年8月21日


「長期収容やめて」70人がハンスト / 牛久入管センター
  牛久市久野町の法務省東日本入国管理センターで、収容者の一部によるハンガーストライキが起きていることが28日わかった。ハンストは20日に開始。支援団体によると、長期収容を止めるよう訴えている。開始時点から参加者は減っているが、依然約70人の男女がセンター側から提供される給食を食べていないという。
  ハンストを受け、支援団体の「BOND」は、センター側に1年以上の長期収容中止を申し入れた。同センター収容者数は約400人。(橋本ひとみ)
『常陽新聞』2012年8月29日

入管施設60人が食事拒否 / 茨城 難民認定長期化 抗議か
  法務省の「東日本入国管理センター」(茨城県牛久市久野町)で、難民認定を求めるなどして収容されている外国人の一部が、提供される給食を食べるのを拒否していることが29日、わかった。
  同センターによると、28日現在、約400人の収容者のうち約60人が給食をとっていないという。
  外国人労働者や難民の支援団体「BOND」(高根淳代表)によると、難民認定手続きが長引くなどの理由で同センターに長期間留め置かれているスリランカ、ガーナなど約20か国の120人が20日からハンガーストライキを始めた。入所者は、面会した同団体メンバーに「長期収容をやめてほしい」と訴えたという。長期収容者の多くは半年以上留め置かれ、2年以上収容されている人もいるという。
  同団体の宮廻(みやさこ)満副代表は「長期収容者らは精神的に追いつめられている」として、早期に状況を改善するよう求めている。
  同センターは「給食を拒絶している入所者がいるのは事実だが、要求は出ておらず、ハンスト(が行われているとの認識)はない」としており、給食を食べるよう説得しているという。
『読売新聞』2012年8月30日


  茨城県牛久市にある法務省の入国管理施設で、不法滞在や不法入国などで収容されているおよそ60人の外国人が、給食を拒否していることがわかりました。
  「東日本入国管理センター」によりますと、施設に収容されているおよそ400人のうち、ガーナやイラン、フィリピンや中国、韓国などおよそ20か国の100人以上が、今月20日から一斉に給食を拒否し始めたということです。29日の時点でもおよそ60人が拒否を続けていて、一部は処遇の改善や仮放免を求めています。
  給食を拒否している収容者は、差し入れや自費での物品購入などで食事をとっているということですが、東日本入国管理センターは「施設内での規律の維持や保安に影響を与えかねない」として、収容者の説得を続けています。(30日11:28)
TBS  2012年8月30日


  茨城県の東日本入国管理センターで、長期間の収容に不満を持つ外国人の一部が給食を拒否していることが分かりました。
  法務省などによりますと、センターに収容されている約400人の外国人のうち、スリランカ人やガーナ人など約60人が給食を拒否しているということです。この外国人の多くは、強制退去が命じられても帰国を拒否していて、収容が半年から2年に及んでいます。長期間の収容に不満を持っていて、一時的にセンターから解放される「仮放免」や、難民として保護されて日本での一定の権利を得る「難民認定」を求めています。外国人労働者や難民を支援する団体によりますと、外国人は仮放免などを求めて給食を拒否していますが、団体が差し入れたクラッカーなどは食べているということです。この団体は28日、法務省に仮放免などを求める申し入れをしました。法務省は「内容を精査して検討する」としています。
テレビ朝日  2012年8月30日





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