大阪入管では、被収容者14名によるハンガーストライキがおこなわれています。
- 2016年6月23日~ 大阪入管収容場で男性被収容者14名がハンガーストライキを継続 - TRY(外国人労働者・難民と共に歩む会)(2016年7月14日)
- 被収容者14名がハンスト――大阪入管はハンスト者全員の面会・電話等を禁止 - 仮放免者の会(PRAJ)(2016年7月10日)
昨日お知らせしていたとおり、本日、支援者一同で大阪入管前にて抗議行動をおこないました。
- 7月14日(木)、大阪入管前で抗議行動をおこないます - 仮放免者の会(PRAJ)(2016年7月13日)
入管前の歩道から、ハンスト者に対しては、みんなの体調のことを支援者としてとても心配しているということなどを伝え、「必ず生きて外に出よう」と激励しました。また、入管に対しては、ハンスト者の電話や面会を禁止していることに抗議するとともに、診療もろくに受けさせないまま長期間にわたって収容している入管のやり方は拷問・虐待と言うべきものであると非難しました。
上階の収容場からは「ありがとう」といった声があがりました。
この後、支援者一同で被収容者と面会しようとしましたが、ハンストに参加していない被収容者との面会もふくめ、面会申請した支援者5人とも面会は許可できないとの告知を受けました。職員に不許可理由を説明するよう求めたところ、「保安上の理由」「局長判断です」「今日みなさんが抗議行動をされたことも含めての判断」との回答でした。
このような対応には、大阪入国管理局(福山宏局長)の幼稚な無責任体質がよくあらわれていると思います。今回のハンガーストライキの原因が、大阪入国管理局による人権・人命を軽視した劣悪な処遇と収容の長期化にあることはあきらかです。ところが、大阪入管側は、かれらのとっての今回のいわば混乱・騒動がみずからに原因があるという事実を直視できずに、また、自分たちの責任を回避したいあまりに、支援者に責任を転嫁しようとしているわけです。あたかも、支援者と被収容者の連絡・通信を断ち切ってしまえば、混乱・騒動の要因も消えてなくなるとでもいうかのように。
こうして、支援者としては、ハンスト者の安否確認すらできないうえに、ハンストに参加していない被収容者との面会もできない、という状況にあります。とくにハンスト者の体調が非常に心配です。
そういうわけで、ひきつづいて、以下リンク先にある大阪入管の現状について、情報拡散へのご協力をお願いするとともに、大阪入国管理局および法務省入国管理局への抗議・意見提示を呼びかけます。
《抗議先》
大阪入国管理局
電話番号 06-4703-2100
法務省入国管理局
電話番号 03-3580-4111
FAX 03-5511-7212
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大阪入管前での抗議行動を、今日(7月14日)に続いて、明日(7月15日)もおこないます。お近くにお住まいでご都合のつく方は、ぜひご参加ください。
大阪入管前 抗議行動
- 日時:7月15日(金) 14:00~
- 集合:大阪入国管理局の前
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