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Wednesday, August 10, 2011

東日本入国管理センター収容者の意見書

  東日本入管センター(茨城県牛久市)の3Bブロック収容者たちが、所長あてに連名で提出した意見書の画像を公開します(画像はクリックするとおおきくなります)。画像の下に、テキストのデータをつけました(表記等、じゃっかんの修正をしております)。



東日本入国管理センター所長 殿

  私たちは3Bブロックの人たちのお願いごとについて説明します。地震の後から、毎日朝、食パンです。でもその前は、食パンとコッペパンと丸いパンが一日おきに出たけども、4月からいままで毎日食パンだけです。この前も食事のことにお願いごとにもしたけど、食事をもうちょっと良くしてもらえませんか。おかずもとても少ないので、いつも皆さんお腹がペコペコです。お金を持ってる人と持ってない人もいるから、買い物は出来ません。後エアコンが夜12時に止まって、暑くて寝れないです。お昼も暑くて、エアコンの温度は28度から25度に下げてもらいたいです。できればお願い致します。
  仮放免の手続きも2ヶ月、3ヶ月かかって、もうちょっと早めに結果を知らせてほしいと思います。もう少しできれば、早めて結果をお願いします。保証金に対して、私たちはとても大きな金額です。ここの中に、1年以上いる人もいるし、中の生活もお金がかかってるし、保証金は50万か30万か払うのがとても大変です。金額については少し下げてもらいたいです。
  私たちは入管の中に長く収容されて、色々不安があって、家族のことを心配したり、ストレスが貯まったり、体の全体あっちこっち痛くなったり、中の病院から出した薬は全然効かないので、本当にもう少し効く薬とかちゃんと身体検査をしてもらいたいと思います。いままで私たちは使ってのCDが10枚まで持ち込みしかできないので、できればi-podの許可のことは考えてもらえませんか。
  ここの話は私たち3Bブロックの皆さん、心からお願い致します。
よろしくお願いします。

以下署名(省略)――23名、10の国籍(パキスタン、タイ、インド、中国、ミャンマー、スリランカ。フィリピン、イラン、韓国、ナイジェリア)

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  3Bブロックでは、5月にも3Aブロックと共同で給食改善の意見書を提出しています。
  また、他の収容者から隔離されているMtFの収容者も、この意見書の作成と提出に参加していることが、署名をみるとわかります。
  こうして収容者自身が話しあって共同でつくった文面を読むと、入管の施設というものが、いかに生活のことこまかなことまで拘束し、すみずみにわたって自由をうばっているのか、思い知らされます。
  入管の収容所は、名目上「犯罪者を罰するための施設」ではありません。たんに、退去強制命令が出たひとを送還する「準備」のために収容しているにすぎません。収容は刑罰ではなく、行政処分です。したがって、上の意見書が問題にしているような、もろもろの厳しい制約には、入管法上の理屈から言っても正当性がありません。入管は、罰則をあたえる根拠もなく、またそのための公平な裁判の手続きもないままに、事実上の罰則を科しているようなものです。
  しかも、東日本入管センターの収容者は、ほとんどが長期収容者です。刑務所以上に苛酷といわれる入管での収容にたえ、また職員による執拗な帰国強要にたえてきた彼ら・彼女らは、それぞれに「帰国」できない事情をかかえています。そのようなひとたちに対し、十分な食事も医療もあたえず、エアコンの温度調整の自由すらうばい、i-podの所持まで禁止しなければならない理由とは、いったいなんなのでしょうか?

1 comment:

  1. エアコンぐらいはなんとかしてやれよ。

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