2017年7月に大阪入管の職員たちが、当時収容されていたトルコ人男性に集団で暴行をくわえ、右腕を骨折する重傷を負わせた事件。被害者のMさんが、国に損害賠償を求めた裁判のご案内です。
裁判は、2018年5月の提訴から1年半以上が経過し、第10回の弁論となります。
◎日時:2020年1月22日(水)13時15分~
◎場所:大阪地方裁判所810号法廷(→地図)
都合のつく方は、傍聴をお願いします。
また、裁判後には、原告Mさんと弁護団も出席しての報告集会もおこないます。ぜひ、こちらもご参加ください。
事件の詳細については、以下の記事をごらんください。
- 大阪入管職員らの暴行で骨折、トルコ人被収容者が国賠訴訟 - 仮放免者の会(PRAJ)(2018年5月30日)
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入管職員による集団暴行事件は、他の収容施設でも起きております。
2018年1月に東日本入国管理センターで、クルド人被収容者がやはり職員たちから集団での暴行を受けるという事件がありました。こちらも被害者が国家賠償請求訴訟をたたかっており、その裁判の過程で国側が提出した映像が報道されたことで、世論の大きな関心を集めています。
2つの事件とも、職員たちのふるった暴力は、被収容者たちや職員自身の生命・安全をまもるための必要最小限の実力行使とはとうてい言えるものでありませんでした。公開された映像やあきらかになっている事実経過からみて、威嚇して自分らの優位を示して相手を服従させる、そういった目的でこれらの暴力がふるわれたのは、疑いようがありません。
以下のTBSのニュースでは、東日本入管センターと大阪入管、2つの施設での暴行事件の映像(動画)が報じられています。このような入管職員による違法な暴力は、やめさせなければなりません。被害者自身が声をあげ、たたかっている2つの裁判に注目していきましょう。
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