PRAJ (Provisional Release Association in Japan): Who We Are
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関東仮放免者の会「宣言」/賛助会員募集とカンパのおねがい

http://praj-praj.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html


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Monday, June 8, 2020

コロナ禍に際し、仮放免者の出頭期日を延期するよう東京入管に申し入れました


 6月5日、私たちは東京入管に以下の申入書を提出し、申入れをおこないました。


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申入書
202065
東京出入国在留管理局
局長 福山 宏 殿

仮放免者の会(関東)
BOND(外国人労働者・難民と共に歩む会)

 以下の根拠に基づき、6/11() 18()】に予定されている他県からの仮放免者の出頭を延期するよう申入れます。

  • 日本政府は、県をまたぐ移動について、【6/18()まで】首都圏の1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)との不要不急の往来を控えるように要請しています。この6/18()までに仮放免者を関東甲信越各県からわざわざ電車やバスに乗って貴局まで出頭させることは、政府の方針に反しています。6/2()には「東京アラート」が発動されましたが、新型コロナ感染拡大は予断を許しません。出頭してくる仮放免者の安全への配慮からも、また公衆衛生の観点からも、出頭は、早くとも19日以降とすべきです。また、東京アラートが解除されない限りは、都内在住者も含めて、出頭させるべきではありません。
  • 仮放免者の中には、新型コロナウイルスに感染した場合、重症化する危険性が極めて高い疾患を抱えた人がいます。例えば、肺炎で貴局収容中の昨年、入院したペルー人男性のE.E.さんは6/11の出頭を指示されました。このような人を、移動に伴う感染のリスクに晒してまで、わざわざ貴局に出頭させることは合理的ではありません。


以上から、前述のE.E.さんを筆頭に、6/11()18()】に予定されている他県からの仮放免者の出頭は延期にすること、特に新型コロナウイルス感染により重症化する危険性が高い疾患を抱えた人々の出頭を延期するよう強く求めます。


以 上


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 この時期の仮放免者への出頭指示自体、感染拡大防止のために反対ですが、特に重症化する危険性の高い仮放免者の出頭は危惧するところです。申入書の2項めでは、具体的に名前もあげて出頭日の延期を求めようとしました。提出した申入書にはフルネームを記載しています。

 申入書を印刷して、東京入管に向かう途中、E.E.さんから電話があり、「昨日の夕方、入管から電話があって、11日は来なくて良いとの事だった」との事でした。私たちとしても安心しました。E.E.さんは2年近くの収容を経て昨年末に東京入管から仮放免になりました。昨年の収容中に肺炎で入院しています。東京入管はE.E.さんの肺炎の病歴を知っているので、E.E.さんだけ、出頭日の再延期をした可能性もあると考え、予定通り申入れをおこないました。

 申入れ先の総務課は、出頭日の再延長については具体的に聞いていないとの事でした。申入書の1項めについて申し入れると共に、E.E.さんのような重症化しそうな人にはなおさらの配慮をするように申し入れました。

 また、先月申し入れた、「仮放免を積極的に活用すること」についても重ねて申し入れました。5月17日に開催した「入管収容者緊急ホットライン」の結果を見ても、各収容施設で仮放免許可を出しているものの、東京入管は、帰国希望だが飛行機が飛んでおらず帰国できない人を職権仮放免で出し、長期収容で拘禁反応や病気の悪化に苦しむ人たちをあまり仮放免していません。帰国希望の人たちについても仮放免するのは賛成ですが、感染した時に重症化しそうな長期収容者を直ちに仮放免すべきだと申し入れました。

 会員からの報告で、前日に11日出頭予定者へ、当日には12日出頭予定者へ、出頭再延期の電話がかかっていることがわかりました。


◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


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Tuesday, June 2, 2020

弁護士 指宿昭一氏 講演会のご案内 6月19日(金)


『使い捨て外国人』 出版記念
弁護士 指宿昭一氏 特別講演会

主催:仮放免者の会

2020年6月19日午後6時30分より

ご参加をお待ちしております!



指宿昭一弁護士の初の単著『使い捨て外国人―人権なき移民国家、日本』(朝陽会)の出版を記念し、外国人労働者受け入れ及び入管を巡る人権問題の最前線に立つ第一人者たる著者が、両分野の現況を語ると共に、日本社会の再生が、両問題を統一的に捉えて解決し、本気で多文化共生政策を押し進めることによってしかなし得ないとの重要な提言を行います。

弁護士会館507号A-C室にて開催予定ですが、コロナウィルス感染防止の観点より、会場においでいただく人数を限定させていただきたく、報道関係者の方々以外はZOOMにての御参加をお願いする予定です。御希望者が当方で用意出来ますZOOMの御参加人数可能数を越えました場合には、御参加をお断りさせていただく場合がございますので、大変申し訳ございませんが、その点、どうか御了承下さい。

御参加希望の方は、①御氏名、②御所属、③メールアドレスをお書き添えの上、
仮放免者の会事務局長 宮廻満 miyasako316(あっとまーく)ksh.biglobe.ne.jp
まで御連絡いただけますよう、お願い申し上げます。

【傍聴呼びかけ】大阪入管暴行事件国賠 6/5(金)大阪地裁


 2017年7月に起きた大阪入管職員によるトルコ人被収容者に対する暴行事件。被害者Mさんが国に賠償をもとめる裁判をおこしたのが、2018年5月29日でした。事件からは3年近く、提訴からは2年がたちました。

 前回は、約15人が傍聴席で見守るなか、午前に原告Mさん、午後にはMさんを診察して裁判所に意見書を提出するなど、この裁判に協力してくださっている医師が出廷し、証人尋問がおこなわれました。

 今回の弁論は、以下の日時でおこなわれます。

◎場所:大阪地方裁判所810号法廷(→地図
◎日時:2020年6月5日(金) 10:00~

 今回は最終準備書面を提出して、結審予定です。そうなればその次の期日に判決が出ると見込まれます。

 直前の告知となってしまい、申し訳ありませんが、ご都合のつくかたは傍聴をお願いします。


 事件の詳細については、以下をごらんください。



 以下は、前回の傍聴呼びかけの記事です。

Monday, June 1, 2020

「仮放免中の子どもたちが描く『家族の絆』」を開催しました

 5月5日、「仮放免中の子どもたちが描く『家族の絆』」と題した絵画イベントを開催いたしました。



 在留資格をみとめられず「仮放免」の状態にある子どもたち7人が9点の作品を寄せてくれました。7人ともみな、日本生まれの子たちです。

 審査員の中島京子さん(小説家、直木賞作家)、安田菜津紀さん(フォト・ジャーナリスト)、榎並和春さん(画家)、永野潤さん(哲学者)から、それぞれ作品についての講評をいただきました。

 イベントの記録は、レイバーネットTVが動画を公開してくださっています。ぜひ、ご視聴ください。






 子どもたちの作品はもちろん、審査員のみなさんのお話もどれも興味深いものでした。

 フィリピン国籍の小学生のお子さんの作品に描かれた虹について、安田菜津紀さんは「虹がご家族を守っているようにみえる」と述べたうえで、「しかし、ほんとうはこの虹がご家族を守っているように、私たち日本社会が本当はいろんなご家族を守らなければいけないと感じた」とお話されていました。

 子どもたちの寄せた作品やメッセージのどれもが、日本社会のありかたや私たち大人たちの責任を問いかけてくるものだと感じました。その意味で、もっぱら「鑑賞者」としての位置から作品を「評価」するということはできず、むしろ私たちのほうが作品をとおして「見られている」「映し出されている」のだという、そういう印象を受けました。



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Sunday, May 31, 2020

「入管内での感染が不安」、入管収容者緊急ホットライン(5月17日)の報告


2020417日記者会見にて、森雅子法務大臣は「出入国在留管理庁の収容施設は、矯正施設と同様、閉鎖空間であるため、ひとたび施設内で新型コロナウイルスの感染者が生じると、急速に感染が拡大して危機的状況となるおそれがあります」(法務省HP)と述べました。同年51日には、「入管施設における新型コロナウイルス感染症対策マニュアル」が全国の収容施設に通知され、同マニュアルに基づく運用がはじまりました。

しかしながら、いまだ仮放免されない人も相当数確認されており、帰住先のない人でさえ解放(仮放免)される一方、日本に家族がいる人などが見せしめ的に解放(仮放免)されていない、収容施設から解放されていない人たちの間での発熱・感染拡大不安、入管職員による大規模な制圧事件などの情報があります。

また、427日から入管各施設は、感染防止を理由として被収容者の一般面会(領事官や弁護士をのぞく、家族や支援者らとの面会)をさせない取り扱いを始めました(この面会制限は525日に終了)。こうした面会制限によって、収容施設内の状況や被収容者の声がますます外部に伝わりにくくなるということも、懸念されました。

そこで、当会では、517日(日)、「入管収容者緊急ホットライン」として、有志の弁護士、支援者により、収容されている人たちから直接、窮状、内部の状況の聞きとりをおこないました。聞き取りは、事前に各施設の被収容者にホットラインの開催を告知したうえで、施設内から17日の午前930分から12時までのあいだに電話をかけてもらうというかたちでおこないました。

「緊急ホットライン」にかけて来てくれた被収容者からの声を聞く限り、コロナ感染者は出ていなさそうなものの(一部、発熱後に行方が分かっていない人もいますが)、これまでの情報から危惧されていた問題が、引き続き残されていることがわかります。それは、長期収容問題は依然として解決されておらず、コロナ感染への不安も非常に大きいという二点です。

長期収容によって心身をむしばまれている人たちは、感染した際、重症化する恐れの高い人たちです。電話をかけて来てくれた29人を見ても、60代以上はいませんでしたが、50代が3分の1以上の10人を占めており、また、半年以上の長期被収容者、2年以上の超長期被収容者が数多く入管収容施設に残され、しかも仮放免許可はそれなりに出ていつつも、そういう長期被収容者の仮放免が進んでいないことがわかります。もちろん、若いから、収容期間が短いから、感染しても重症化しないということではありません。しかし、電話してきた人たちからしばしば訴えられる不公平な状況というのは、入管が「マニュアル」策定後も作為的な基準に固執しているように見受けられます。居室にしても3人の部屋、4人の部屋がまだまだ残されています。「マニュアル」にある「仮放免を積極的に活用する」との方針のもと、もっと早く、積極的に仮放免を活用すべきです。支援者から見ても、感染の危険性を危惧するところですが、閉鎖空間に閉ざされ、三密を避けられない被収容者の感染拡大への恐怖感は、ホットラインを通じて伝わってくるところです。

すでに各入管施設での一般面会が再開されるなど、ホットライン当時からの変化もありますが、ホットラインを通じてわかる事実関係、また被収容者からの必死の訴えを受けて、仮放免者の会としては、さらなる長期収容問題の解決、コロナ感染拡大対策の前進を、入管庁、各収容施設に訴えていきます。

 全国5施設(東日本と大村の両入管センター、東京・名古屋・大阪の各地方入管局)、合計29名の被収容者から電話で声がよせられました。

 電話をいただいた29名の年齢、収容期間と国籍ごとのうちわけは、つぎのとおりです。

年齢
20
3
30
7
40
7
50
10
不回答
2


収容期間と国籍
6か月未満
スリランカ(3ヶ月)
6か月以上1年未満
イラン (10ヶ月)、中国(7ヶ月)
1年以上2年未満
ブラジル(1年3ヶ月)、ヴェトナム (1年9ヶ月)スリランカ(1
年2ヶ月)、イラン (1年6ヶ月)、ナイジェリア(1年9ヶ月)、
メキシコ(1年9ヶ月)
2年以上3年未満
ネパール(2年)、イラン (2年8ヶ月)、コンゴ(2年3ヶ月)、
フィリピン(2年6ヶ月)
3年以上4年未満
カメルーン(3年以上)、ナイジェリア(3年)、イラン (3年
半)、イラン 、(3年4月)、イラン (3年4ヶ月)、イラン (3
年5ヶ月)、ナイジェリア(3年9ヶ月)、イラン (4年5ヶ月)



 なお、支援者からは、被収容者に以下の項目を質問し、それぞれのブロック(収容区画)全体の状況をお話していただきました。

(1)ブロックの被収容者数
(2)ブロック部屋数
(3)各部屋の人数
(4)4月以降の仮放免状況(マニュアル策定以前からも含めて、感染拡大のなかで被収容者数を減らそうとしていたのかどうかがわかる)
(5)仮放免日が決まっている人(人数)(マニュアル策定後の仮放免許可状況がわかる)
(6)仮放免保証金は?(金額)
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人はいるか?
(8)伝えたいこと

ホットラインにて被収容者たちから聞き取った各施設のブロックごとの状況を以下に公開します。


 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇




東京入管Aブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 16人くらい
(2)ブロック部屋数 7部屋(雑居房のみの数だと思われる)
(3)各部屋の人数 2人~3人が多く、4人のところも1室ある。(複数人がひとつの部屋に同居することについて)「自分は病気で、いつ倒れるかわからない。1人部屋は危ない」との返答。
(4)4月以降の仮放免状況 帰国希望のベトナム人が45人出た。その人たちは仮放免申請はしていない(→局長の職権による仮放免)
(5)仮放免日が決まっている人 1人。収容1ヶ月の人。
(6)仮放免保証金は? わからない
(8)伝えたいこと 帰国予定だが飛行機が飛んでないために帰国できなくなっている人、収容期間の短い人だけ仮放免。長期被収容者は誰も仮放免にならない(不公平感)


東京入管Bブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 28
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 1人~4
(4)4月以降の仮放免状況 3人くらい
(5)仮放免日が決まっている人 0
(6)仮放免保証金は? 10万円くらい
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと 入管内でのコロナ感染が不安。長期収容者が多く、病気になっているところに感染して重症化する危険性がある(感染への不安)。病気になり、病院に行ってちゃんと治したいのに連れていかず(医療放置)、帰国する人は出られるのに、難民や家族がいて、病気にもなっているが出られない(不公平感)


東京入管Cブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 18
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 23
(4)4月以降の仮放免状況 1人。在留希望の人。
(5)仮放免日が決まっている人 0人。
(6)仮放免保証金は? 30万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと 業者、職員の出入りがあるから心配(感染不安)。職員から「(仮放免許可を)順番に出すから」と言われておとなしくしているけど出られない。不許可になった人もいる。長期収容の人が出られない(不公平感)。病気の人を医者に連れて行ってくれない。行くまで何日もかかる(医療放置)


東京入管Dブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 19
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 最大4
(4)4月以降の仮放免状況 3
(5)仮放免日が決まっている人 記載がないので0人と思われる
(6)仮放免保証金は? 払っていない(3人とも職権仮放免と思われる)
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 1人、熱のある人がいたが、別のブロックに移され、戻ってきた
(8)伝えたいこと 残っている人の不安は、いつ出られるかということ



東京入管Eブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 19
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 34
(4)4月以降の仮放免状況 帰国予定の人78名と在留希望の人34人。在留希望の人も東京入管に来て34ヶ月で短い。収容期間の長い人は出ていない。
(5)仮放免日が決まっている人 2人。1人は明日で、帰らない人。
(6)仮放免保証金は? 50万、30万、10
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 1ヶ月前に、熱が何日も続く人がいて他のブロックに移室させられた。
(8)伝えたいこと 職員は外から(出勤して)来る。危険。コロナは危険(感染不安)。長い人は出ていない。日本人の奥さんがいても出ていない(不公平感)



東京入管Fブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 18
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 23
(4)4月以降の仮放免状況 難民3人、帰国予定のベトナム人4
(5)仮放免日が決まっている人 いない
(6)仮放免保証金は? 10
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 1ヶ月前、2人熱があり他ブロックに移室。


東京入管Nブロック(女子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 20人くらい
(2)ブロック部屋数 7部屋(雑居房のみの数だと思われる)
(3)各部屋の人数 最大4
(4)4月以降の仮放免状況  56
(5)仮放免日が決まっている人 いない
(6)仮放免保証金は?  0円(全員職権仮放免と思われる)
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 今はいない
(8)伝えたいこと 長期収容者が仮放免で出られない(不公平感)
425日の制圧の事。収容が短い人は出られて、なぜ長い人は出られないのか、担当の人から話を聞こうとした。(閉鎖処遇時刻が来ても居室に戻らず)立っていただけ。静かにアピールした。私は「私たちに自由をください。お願いします」と英語で書いて立っていた。そうしたら4050人の職員が、ヘルメットや盾の軍隊のような姿で入ってきた。私は78名に体をつかまれた。頭を押さえつけられた。力強く。ケガをした人もいる。すごくびっくりした。自分の人生で初めて。(仮放免者の会とBONDで、58日に東京入管に申入れした件の人からの電話)

  
東京入管Oブロック(女子区) 1名架電 ブロック情報は聴取できず
(8)伝えたいこと 425日、みんなでデモをやった。病気の人もいる。難民もいる。制圧されて体が痛い。下着も付けていないところをビデオに撮られた。制圧には50人くらい来た。男も来た。(翌日)シャワーも電話もなしになった。体と心が苦しい。


東日本センター1Bブロック 1名架電(東日本は現状、男子区のみ)
(1)ブロックの被収容者数 13
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 04
(4)4月以降の仮放免状況 3人 
(5)仮放免日が決まっている人 3
(6)仮放免保証金は? 5万、10
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと  コロナ感染への不安。長期収容への不満。面会禁止への不満。


東日本センター2Bブロック
(1)ブロックの被収容者数 6
(2)ブロック部屋数 6部屋(雑居房のみの数だと思われる)
(3)各部屋の人数 1人ずつ
(4)4月以降の仮放免状況 1
(5)仮放免日が決まっている人
(6)仮放免保証金は? 10万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと 仮放免になるという期待があるのに不許可になると精神的に苦しい。前科がある人には(仮放免許否判断が)厳しい。日本に来て30年以上。子どもも社会人になっているが、私はいつまで前科の事を言われるのだろう(不公平感)。私たちの声を聞いてくれるのを(今日のホットライン)感謝している。コロナ感染の対策として、入管の発表で仮放免を出すと言って、出ている人もいるが三密を避けるためであって、人道的に罪のない人を解放するためではない。出す人(の基準)も、入管の勝手になっている。三年以上の長期収容者が牛久に340人いるが仮放免になっていない。4年以上も6人いるが1人もOKになっていない。前科がある人を差別している。入管のやり方は不公平(不公平感)。弱っている体でコロナの恐れもある(感染不安)


東日本センター3Aブロック 2名架電
(1)ブロックの被収容者数 12人くらい
(2)ブロック部屋数 10部屋
(3)各部屋の人数 2部屋に2人ずつ。他は1人ずつ。
(4)4月以降の仮放免状況 5
(5)仮放免日が決まっている人 1人。東京入管から移収されて1ヶ月半の人。
(6)仮放免保証金は? 5万、10
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 37度の人がいた。10日くらい前に他のブロックに移されたが、(その人のその後について職員は)何も教えてくれない。
(8)伝えたいこと 牛久に来て短い人が出ている。長くて病気の人が出られない(長期収容への不満。不公平感)


東日本センター3Bブロック 5名架電
(1)ブロックの被収容者数 8
(2)ブロック部屋数 10部屋
(3)各部屋の人数 1人ずつ
(4)4月以降の仮放免状況 7
(5)仮放免日が決まっている人 3
(6)仮放免保証金は? 10万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと 仮放免が何度もダメだし、病気も治してもらえない。命が大切です(長期収容への不満。医療放置)。4年半以上収容され、狭い部屋にずっと入れられている。仮放免申請も17回した(長期収容への不満)。コロナ禍のなか、何でここにいるのか(感染不安)。東京入管から最近来た人たちが仮放免になっている。私たちも出せ(不公平感)。長期収容者が仮放免されずにいることへの不満。コロナ感染不安。


東日本センター7Aブロック 1人架電
(1)ブロックの被収容者数 25人くらい
(2)ブロック部屋数 13部屋
(3)各部屋の人数 13
(4)4月以降の仮放免状況  22
(5)仮放免日が決まっている人 3人。明日、1人でる。
(6)仮放免保証金は? 10万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 今はいない。
(8)伝えたいこと 業者や職員が出入りしており感染のリスクが怖い(感染不安)。面会はアクリル板越しなのになぜ禁止されているのか?(面会禁止不満)。後から牛久に来た人たちが仮放免になっているのはなぜ?差別だ(長期収容への不満。不公平感)


東日本センター8A 1人架電
(1)ブロックの被収容者数 25人くらい
(2)ブロック部屋数 13部屋
(3)各部屋の人数 13人。3人の部屋は2つで2人の部屋は7つ、他は1人ずつ。
(4)4月以降の仮放免状況 20人くらい
(5)仮放免日が決まっている人 2
(6)仮放免保証金は? ほとんどが10万。20万円の人も2人いた。
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない。隣の8Bでは、2~3週間前に2人が発熱した。
(8)伝えたいこと 面会に来てもらえないのが困る(面会禁止不満)


東日本センター9B 1人架電
(1)ブロックの被収容者数 12
(2)ブロック部屋数 6部屋(雑居房のみの数だと思われる)
(3)各部屋の人数 1人の部屋と3人の部屋
(4)4月以降の仮放免状況 7
(5)仮放免日が決まっている人 1人
(6)仮放免保証金は? 10万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと 架電者の妻は末期がんで、死に目には会いたいと希望していました。ともかく死に目には会いたいと必死な様子でした。


名古屋入管Bブロック 1人架電
(1)ブロックの被収容者数 15
(2)ブロック部屋数 単独房2部屋と雑居房8部屋
(3)各部屋の人数 1人~2
(4)4月以降の仮放免状況 15人くらい
(5)仮放免日が決まっている人 1
(6)仮放免保証金は? 1020万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 今はいない。先週、38度になった人がいたが、違う部屋に行って、3~4日して戻った。
(8)伝えたいこと ローソンのカレーを頼んだら豚肉が入っていた。豚肉は食べられないのに。1ヶ月くらい前の事。入管は「ローソンの責任だ」というが納得できない。ローソンでの買い物できる商品が少ない。差入れもできない。弁当の容器も汚れている(その他、処遇の事)。医者がひどい。1人、中年で細身の医者がいるが、患者の顔も見ないで適当な診断を出している(医療放置)


大阪入管Bブロック(男子区)  2人架電
 (1)ブロックの被収容者数 22
(2)ブロック部屋数 単独房2つと4人部屋が8つあり、4人部屋には3人ずつ入っている。
(3)各部屋の人数 雑居房は3人ずつ。
(4)4月以降の仮放免状況 5人。前科のある人が2人でた。あとは入管法違反がオーバーステイのみの人。
(5)仮放免日が決まっている人 4
(6)仮放免保証金は? 10万円。0円の人もいる。
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 熱がある人はいないが、みんな感染におびえている。
(8)伝えたいこと コロナにいつ感染するのか、怖い。長期収容への不満。すごく狭いところで、長く生活するところではない。感染も心配(感染不安。長期収容への不満)。外にいる人達に私たちの声を聞いてもらいたい。伝えたい。



大村センター3Aブロック(第1区画か第2区画か不明) 大村は男子区のみ。
(1)ブロックの被収容者数 14
(2)ブロック部屋数 5部屋
(3)各部屋の人数 2人部屋2つ、3人部屋3つ。
(4)4月以降の仮放免状況 4
(5)仮放免日が決まっている人 1
(6)仮放免保証金は? 1050万円。
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 発熱は2人。389度。熱は上がったり下がったりだったが、同じ部屋にずっといた。病院にも行っていない。


大村センター3Bブロック第1区画 2名架電
(1)ブロックの被収容者数 15
(2)ブロック部屋数 5部屋
(3)各部屋の人数 3人ずつ
(4)4月以降の仮放免状況 1
(5)仮放免日が決まっている人 3
(6)仮放免保証金は? 10万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 1人、発熱した人がいたが、数日間隔離されて戻ってきた。
(8)伝えたいこと 各居室は三密だし、外から業者が出入りしていて安心できない。職員はくしゃみした手で薬をくれる。コロナの件で消毒してくれと頼んでもやってくれない。体温計の消毒も、毎回、言わないとやってくれない。コロナウイルスへの不安でいっぱい(感染不安)。面会できなくなってから入管はやりたい放題(面会禁止への不満)


大村センター3Bブロック第2区画 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 10人くらい
(2)ブロック部屋数 5部屋
(3)各部屋の人数 2人~4
(4)4月以降の仮放免状況 3人。帰国予定の人。
(5)仮放免日が決まっている人 いない
(6)仮放免保証金は? 聞いていない。
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 今はいない。
(8)伝えたいこと 感染不安。難民の人、帰れない人、たくさんいる。早く外に出たい(長期収容への不満)



以上、各施設の被収容者への告知など事前の準備、当日の電話対応、聞き取りした内容の集計等は、BOND、START、TRYの支援者、弁護士の指宿昭一さん、駒井知会さん、高橋済さんが連携しておこないました。





◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇



関連する記事、マスコミ報道

 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化するなかでの、入管施設での収容問題に関して、関連する記事やマスコミ報道をまとめておきます。
 コロナ禍にあたり、当会ふくめ関東・東海・関西の6団体の連名で、4月30日に以下の申し入れを入管庁に対しておこないました。

5月17日に当会の主催した「入管収容者緊急ホットライン」にも取材しつつ、コロナ禍の被収容者のおかれている状況について問題化した報道もいくつか出ております。

 本記事でも紹介したように今回のホットラインにも被害者からの訴えが寄せられていますが、4月25日に東京入管で女性被収容者に対する職員の制圧事件が起こっています。これについては、「難民問題に関する議員懇談会」の入管庁に対するヒアリング、マスコミ報道等で問題にされているところです。

 上記制圧事件については、当会としても東京入管に対し抗議・申し入れをおこなうなどしているところです。

 以下は、東京入管の被収容者2名が仮放免をもとめて提訴したという報道です。




Tuesday, May 26, 2020

4月30日入管庁への申入書の訳文(英語・中国語・スペイン語)

 以下の記事で報告しましたように、4月30日に出入国在留管理庁長官にあてて、仮放免者の会ふくむ6団体の連名で申入書を送付しました。




 上記の申入書について、支援団体のTRYのメンバーが作成した英語・中国語・スペイン語の訳文を以下に転載させていただきます。




【English】Petition Letter April 30, 2020(被収容者全員を解放し、すべての仮放免者に在留資格を!)


Petition Letter

April 30, 2020

First Commissioner Shoko SASAKI

RECOMMENDATION
1.    That your Immigration detention centers will immediately grant a provisional-release status or grant residence permit and release all the detainees.
2.    That your agency to grant special permission to stay in Japan for all the requested foreigners under to procedures of deportation and also to grant the same permission for more than one year to all the provisional detainees with a deportation order.

BACKGROUND/INFORMATION
(1)
Detainees in your detention center (specifically Higashi-Nihon Immigration Center and Omura Immigration Center) are refined under high-risk contact conditions. Moreover, they are not allowed to access sufficient medical support and are in a poor food-service environment that lacks health balance with oily junk foods. Because they are long-detained in such an appalling environment that deprives them of humanitarian sense of time and places, they are exhausted both mentally and physically. Many of them are medicated for mentally-ill symptoms. Moreover, there are already many detainees with underlying diseases such as high blood pressure, diabetes, heart disorder, and respiratory disorder.
In case of an outbreak of COVID-19 among the detainees, group infection and worsening of symptoms are already easy to predict. Therefore, we must avoid and eliminate the course of infection in the detention center by any means.
As exposure and re-detention of foreigners are currently suspended, the primary source of infection is limited to center employees (mainly reception workers), guards, and food suppliers. However, they do not receive the COVID-19 PCR test. It is even possible that such employees would resume working despite positive results in the test. Moreover, Osaka Branch is ignoring the supporters' request and taking attendance of the detainees every day, even though they are requesting the social-distancing to avoid infection from the agency officers. Forcible meetings with detainees and officers by abusing the authority is causing a highly contagious environment (Detainees' meeting with outsiders is now prohibited except for lawyers and counsels from April 27). Additionally, multiple officers would take along the detainees in case of punishment confinement; this situation would also cause a scene of high-risk contact. From the aforementioned conduct, the Agency seems to be very senseless to the current contagious situation.
Petitioner has been hearing a number of concerns from the detainees and has been protesting to your center against such careless response.
We, the petitioner, is very concerned with the status quo. Any action after the outbreak of the disease is too late. Therefore, we strongly request to take measures to save detainees' lives by granting a provisional-release or residence permit.
(2)
Foreigners on provisional-release are deprived of labor rights and excluded from the Japanese social welfare system. We should not allow to leave them in the virus-contagious Japanese society without such security from a humanitarian perspective. As an emergency measure, petitioner requests for the agency to grand more than one-year residence permit to the foreigner on provisional release. In this condition, we also recommend to grand permanent residency by easing the current regulations.
Under the new policy to decrease foreigners on provisional release staring from April 2016, the Immigration Services Agency of Japan shifted their position to decrease the number of releases itself and harshening the standard for a special permit to stay in Japan. As a result, the population of long-term detainees has been skyrocketed. Growing tensions between detainees and officers allegedly led to the outbreak of violence by a number of officers. At Omura Immigration Center, specifically, a death of Nigerian detainees due to hunger strike was reported. This was caused because they did not send him to the hospital despite his prostration.
At the same time, the Agency has deprived children of Japanese citizenship and residence permit of their parents. The followings are your actions;
1) Declining the permission for a provisional-release
2) Re-detention of foreigners on provisional-release
3) Harshening the standard to decrease the case of special permission to stay in Japan
4) Decreasing the number of refugee status permit
Such actions are releasing the fragile foreign population without working rights and health insurance to Japanese society; even they could have been saved if it were for the previous special permit standard.
Immigration Services Agency should not neglect the foreigner of provisional release to the society which now facing public health danger. We again strongly recommend saving the lives of foreigners (foreigners with a Japanese spouse, refugee status applicants, provisional-release status foreigners with family and/or children living in Japan, long-term provisional-release status foreigners settling in Japan) in need by easing the regulations and grand residence permit. Also, even if some of them were hoping to leave, we request to save them as well by granting permits on the special activity until COVID-19 pandemic settles down.

Your favorable consideration of our requests would be appreciated.
Sincerely,
PRAJ (Provisional Release Association in Japan)
WITH(西日本入管センターを考える会)
TRY(外国人労働者・難民と共に歩む会)
難民支援コーディネーターズ・関西
START(外国人労働者・難民と共に歩む会)
BOND(外国人労働者・難民と共に歩む会)

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【申入書の日本語原文】
被収容者全員を解放し、すべての仮放免者に在留資格を!(入管庁に申し入れ)
https://praj-praj.blogspot.com/2020/04/blog-post.html )