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Sunday, December 31, 2017

被収容者の診療要求を隠蔽する東京入管



  入管の収容施設の医療について、これまで当会としても、さまざまな問題点を指摘し、改善を申入れてきました。被収容者の申し出があっても診療がなかなかおこなわれないこと、診療の必要/不必要を職員が判断するなど医師ではない者による医療判断が横行していること、医師の独立性が確保されておらず診療に入管が介入する事案がみられることなどについてです。




  入管に収容された人たちは、体調の不良があっても、自分で病院に行くことはできません。だからこそ、被収容者が診療を受ける権利を保障するうえで施設とその職員の責任は重大です。被収容者は、職員に対して診療を受けさせてほしいとの申し出をおこない、これを認められなければ、医師に会って話をすることすらできないのです。

  ところが、東京入国管理局は、被収容者が診療申出書を提出するのをこばんでいることがわかりました。以下に掲載するのは、東京入管に収容されているOさんが、担当(職員)との会話を記録したメモです。診療の申出書(アプリケーション)を書きたいと求めるOさんに対して、職員が拒否している様子がわかります。

  こうした職員の対応は、被収容者が診療を求めたという事実の証拠を、文書で残さないようにするためのものとしか考えられません。

  入管の収容施設では直近の4年間で5人もの被収容者が病死しています。あいついで病死者を出した施設が、医療処遇について事後的に検証可能な仕組みをととのえるのではなく、施設の責任を問われる証拠をのこさないようにふるまっているさまは、非常に不安をおぼえます。

  以下、Oさんのメモをお読みください。



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2017.10.5  B-128担当

すみません、なぜ診察を受けるためにアプリケーションを書けないんですか。
担当 順番が来たらアプリケーションを書いて貰っているよ。
いやいや前はみんな診察を受けるためには必ずアプリケーションを書いていましたよ。
担当 いつもアプリケーションを書けないよ。私5年間この仕事をしています。
いやいや私 1年前に2年間収容されていました。アプリケーションを書いていたことをちゃんと覚えています。
担当 アプリケーションを書くのは順番が来たら書いて貰うようになっていますよ。
それじゃ その順番がいつ来るかが分かりませんよ。
(1週間、2週間後に担当さんに確認して、いつ言ったんですか、記録がないとか)
言われたらどうするんですか。
担当 それは大丈夫。私たちちゃんと記録しているから。
それなら記録している物を見せてください。
担当 それはできません。
なぜできないんですか。見せて貰えるなら信じるよ。
担当 見せることができないので信じて待つしかないんです。


私が不服申出書を提出しますので担当さん呼んでくださいと言って会話が終わりました。担当さんと30分ぐらい話しました。


*その時の担当さんの態度が本当に悪かった。ずっと鼻で笑いながらえらそうに話をしていました。くそ外人何言っているのみたいな顔していました。
  たぶん担当さんが私のことあまり日本語分からないと思っていたかもしれない。
  次の日 総務課の担当さんが来て、私 B-128 担当さんの態度の悪さとアプリケーションについて話しました。注意してほしいと伝えました。
  不服申出書を提出しなかった。



2017.11.1  B-1358担当

腰が痛いから診察を受けたい
担当 はい分かりました

*本当に記録しているかな、アプリケーションを書けないからしょうがないな
  口頭で伝えました。



2017.11.16  B-1176担当
すみません、2週間前に診察を受けたいと伝えてあるんですけど、どうなっているんですか。確認して貰いますか。
担当 ちょっと待って。(戻って来て)すみません。記録がありません。いつ言ったんですか。
もう2週間が経ってるよ。何で記録がないんですか。
担当 記録がないから今日は記録して診察を受けるようにするから。毎日シップ貼っていること知っているから。
だから最初からアプリケーションを書いていればこんな事にならないよ。

この日 改めて記録して貰いました。本当に記録しているのかが分かりません。


*改めて診察を受けたいと記録されてから3日後に2017.11.19日にアプリケーションを書きました。次の日2017.11.20日に診察を受けることができました。
めちゃくちゃ早くない。ふつうは2週間ぐらい待たせるのにたぶんやりたくないんじゃないですか。やればできると思います。あとは担当さんの見た目で判断してやるのはやめてほしい。ちゃんと医者に診察を受けてほしい。なぜならここ品川収容施設の中で収容されていた何人も死亡したことが確かだ。それは担当さんたちの判断ではなくきちんと適切な措置をとっていればその人たち今も生きているかもしれない。みんなさん病気になった時はいつでも病院へ行って診察が受けることができます。私たちそれができないから順番待ったり、アプリケーションを書いたり、何週間も待ったりして本当に苦しんでいます。
みんなさんの眼には私たちどのように見えているのかが分かりませんが、私たちはみんなさんと同じ人間です。みんなさんと同じ家族もいる、子供もいる、だから同じ人間として人間と同じ扱いしてほしい。
よろしくお願いします。

*この不服申出書を[入国者収容所等]視察委員会とボランティア、仮放免者の会に提出します。

Friday, December 15, 2017

【転載】12月24日キャンドルナイトアクション






12月24日(日)に、大阪入管前で「キャンドルナイトアクション」と題した行動がおこなわれます。

主催団体のひとつであるTRYのブログより、以下転載します。







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12月24日キャンドルナイトアクション | TRY 入管面会報告

12月24日、家族や友人らと共に過ごす一日に、大阪入管に収容されている外国人の方たちを励ますキャンドルナイトアクションを行います。光を手にもって、思いを届けませんか。

日時:12月24日(日)16時半~17時半
場所:大阪入国管理局前に集合
持ち物:ライトなどの光るもの(火気厳禁)
参加費:無料
※面会は出来ません。外からの応援のみです。
問い合わせ:try@try-together.com
主催:TRY、WITH、難民支援コーディネーターズ関西

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【リンク】