2月に、東京入管での抗議や申し入れなどの行動が3つあります。
昨年の東京入管での被収容者の死亡事件、また昨年末のチャーター機によるスリランカ・ベトナムへの一斉送還などへの抗議行動です。
東京入管では、昨年11月22日に、心臓の痛みをうったえて病院への搬送をもとめたスリランカ人被収容者を放置して死亡させるという事件がありました。
東京入管では、このおよそ1年前にも、急病人を放置して救急搬送が遅れ、その後、被収容者が死亡するという事件をひきおこしており、さらに去年3月には東日本入管センターでも2人の被収容者があいついで病死するという事件があったばかりでした。
11月のスリランカ人ニクルスさんが死亡した事件は、被収容者から3人もの死亡者を出した入管が、これをじゅうぶんに検証し再発防止策を講じるのをおこたったことによるものと言うべきであって、この点でもきわめて重大な事件であるはずです。ところが、東京入管は局長はじめ幹部が解任されることなくいまもその役職にとどまりつづけ、法務省も、事件の経緯説明や再発防止策をみずから公表するといった行動をとっていません。たてつづけに死亡事件を起こした公的機関の対応として、異常と言うほかありません。
また、12月18日に、法務省はスリランカとベトナムにチャーター機をつかって32人を強制送還しました。
この送還は、難民認定を申請していた人や日本に配偶者と子どものいる人を、しかも行政訴訟の機会を不当にうばうかたちで送還した、という点で非常に問題のあるものでした。また、人身取引の被害者2人も無理やりに送還され、雇用主・ブローカーから未払い賃金・損害金を回収するのが困難になりました。
こうした一連の事件を受け、東京入管において緊急での抗議行動の予定が2月中に3つ組まれています。いずれも平日の昼間の行動ですが、都合のつく方はぜひご参加ください。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(1)仮放免者の会による抗議行動と申し入れ
日時:2月19日(木)
集合:13:00に東京入管前集合
ニクルスさん死亡事件、チャーター機送還、再収容への抗議
(2)全国の学生諸団体の企画による抗議行動
日時:2月25日(水)
集合:12:30に東京入管前集合
ニクルスさん死亡事件およびチャーター機送還への抗議
呼びかけ団体:BOND(外国人労働者・難民と共に歩む会)、START、TRY(外国人労働者・難民と共に歩む会)、仮放免者の会
(3)仮放免者の会(PRAJ)家族会による申し入れ
日時:2月27日(金)
集合:14:00に東京入管集合
在留特別許可、再収容の停止、再収容者の仮放免をもとめる申し入れ
詳細については、以下までお問い合わせください。
【問い合わせ先】
大町(おおまち)
電話:090-3549-5890
eメール:praj1031☆yahoo.co.jp (☆を@にかえてください)
【東京入管へのアクセス】
→map(入国管理局のホームページ)
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