PRAJ (Provisional Release Association in Japan): Who We Are
in English
日本語(漢字かなまじり)
にほんご(ひらがな・カタカナ)


関東仮放免者の会「宣言」/賛助会員募集とカンパのおねがい

http://praj-praj.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html


仮放免者の会 ホームページ

Monday, January 27, 2020

【外国人の収容問題に関する勉強会のお知らせ】2月14日(金) 参議院議員会館



収容・送還問題を考える弁護士の会」と「仮放免者の会」の共催で、以下、国会議員と記者向けの勉強会を開催いたします。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


外国人の収容問題に関する
勉強会のお知らせ


収容・送還問題を考える弁護士の会」・「仮放免者の会」共催
弁護士 高橋 済(台東協同法律事務所)
TEL 03-3834-5831FAX 03-3834-5833
弁護士 指宿昭一(暁法律事務所)
TEL 03-6427-5902FAX 03-6427-5903


「臨時国会提出予定、収容送還制度の改正に関する勉強会」

●司会進行:指宿昭一氏(弁護士・考える会事務局)

●収容問題の基礎、収容送還専門部会における議論(15分)
高橋済氏(弁護士・考える会事務局)

●送還問題の基礎、収容送還専門部会における議論(15)
駒井知会氏(弁護士・考える会事務局)

●「送還忌避者」とされる当事者の思い
●質疑応答(1210分から1230分まで)
 第2部・質疑応答(12時30分から13時まで)


201910月より、第7次政策懇談会「収容・送還に関する専門部会」が開催されており、2020年3月までに改正案の意見をまとめる異例の審議スケジュールが組まれています。
本年の臨時国会、早ければ本通常国会の後半に法案提出予定と思われます。
これまでの議論からは、難民条約を一部無効化する難民申請中の申請者の送還を可能とする大きな改正が検討されていることが明らかになりました。
一方で、収容問題に関しては、長期収容の解消のため収容期限の創設など国際機関からの勧告を無視し、我が国が署名した「移民に関するグローバル・コンパクト」も無視したうえ、EU諸国の法律ともかけ離れた、現状の法制度を維持しようとする意見が多数を占めています。
そこで、当会は、①専門部会の現状までの議論の経緯及び現行法の問題を概説するとともに、②「送還忌避者」とされた当事者の現在の心情をお話しいただこうと思います。


日時:2020年214日(113013:00(受付開始11:15)
会場:参議院議員会館 101会議室


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





関連ページ

Monday, January 13, 2020

【傍聴呼びかけ】大阪入管暴行事件(第10回口頭弁論)


 2017年7月に大阪入管の職員たちが、当時収容されていたトルコ人男性に集団で暴行をくわえ、右腕を骨折する重傷を負わせた事件。被害者のMさんが、国に損害賠償を求めた裁判のご案内です。

 裁判は、2018年5月の提訴から1年半以上が経過し、第10回の弁論となります。

◎日時:2020年122日(水)1315分~ 
◎場所:大阪地方裁判所810号法廷
(→地図

 都合のつく方は、傍聴をお願いします。

 また、裁判後には、原告Mさんと弁護団も出席しての報告集会もおこないます。ぜひ、こちらもご参加ください。

 事件の詳細については、以下の記事をごらんください。





◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇





 入管職員による集団暴行事件は、他の収容施設でも起きております。

 2018年1月に東日本入国管理センターで、クルド人被収容者がやはり職員たちから集団での暴行を受けるという事件がありました。こちらも被害者が国家賠償請求訴訟をたたかっており、その裁判の過程で国側が提出した映像が報道されたことで、世論の大きな関心を集めています。

 2つの事件とも、職員たちのふるった暴力は、被収容者たちや職員自身の生命・安全をまもるための必要最小限の実力行使とはとうてい言えるものでありませんでした。公開された映像やあきらかになっている事実経過からみて、威嚇して自分らの優位を示して相手を服従させる、そういった目的でこれらの暴力がふるわれたのは、疑いようがありません。

 以下のTBSのニュースでは、東日本入管センターと大阪入管、2つの施設での暴行事件の映像(動画)が報じられています。このような入管職員による違法な暴力は、やめさせなければなりません。被害者自身が声をあげ、たたかっている2つの裁判に注目していきましょう。




【news23】衝撃の内部映像、収容者“暴行”入管施設で何が?(TBS NEWS 2019/12/24)


Sunday, December 29, 2019

【傍聴報告】スリランカ人強制送還国賠 次回判決言い渡し


 12月10日(火)、東京地方裁判所にてスリランカ人強制送還国賠訴訟の弁論が開かれました。この裁判は、2014年12月にチャーター機によって集団送還されたスリランカ人のうち2名が、強制送還によって裁判を受ける権利をうばわれたとして国に損害賠償を求めているものです。

 原告のふたりは、東京入管に身体を拘束された状態で難民不認定処分への異議申し立て棄却を通知され、そのまま入管がチャーターした飛行機に乗せられて、送還されました。

 今回の弁論では、原告弁護団の駒井知会弁護士による意見陳述がおこなわれました。駒井弁護士は、Bさんが入管職員から難民異議棄却を告げられたときの様子を描写・再現することから意見陳述をはじめました。Bさんは、これから自分が強制送還されようとしていることを知り、恐怖のあまり床に座りこみ身体をふるわせ、「スリランカで殺される」「弁護士呼んで」と訴え、裁判をする意思を伝えました。東京入管が保有するこの場面の映像は、5月に法廷で上映されました。

 入管の職員はこのときBさんに、難民異議棄却の決定に対して不服がある場合は取消請求訴訟をおこなうことができることを説明しています。にもかかわらず、入管はBさんの裁判の意思を無視して強制送還を実施しました。入管の決定に対しては不服ならば裁判の場でこれを争うことができるということを口では説明しながら、強制送還してそれを封じてしまう。入管という行政機関の職員たちが、自分たちの今まさに発した言葉をその場で裏切る行動をしている様子が、映像にうつっているわけです。どうしてこんなむちゃくちゃがまかりとおっているのだろうか、と思わずにはいられません。

 そして、Bさんが床にへたりこみ恐怖におのきながら懇願する映像は、冷静に見られるものではありませんでした。

 駒井弁護士は意見陳述の最後に、「難民申請者も人間です」と述べ、「日本が基本的人権を尊重される国であること、手続保障が適正に行われる国であることを示してください」と裁判官たちにうったえました。

 難民申請者が人間であるのは、あたりまえです。しかし、この裁判の原告たちに対する入管の仕打ちを目にしたとき、「難民申請者も人間です」という、わざわざ言葉にするまでもないあたりまえの事実をうったえざるをえません。

 人間について「○○も人間である」などと言明しなければならないような社会であってはなりません。難民申請者があたりまえに人間としてあつかわれるような社会へと日本がかわっていくために、この裁判は重要な意義をもっているとあらためて思いました。

 この日の弁論で裁判は結審となりました。次回は、判決の言い渡しとなります。都合のつくかたは、ぜひ、傍聴をお願いします。


日時:2020年2月27日(木曜)、13:10
場所:東京地方裁判所 705法廷


◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇



関連記事

Wednesday, December 4, 2019

【傍聴呼びかけ】スリランカ人強制送還国賠 12月10日次回弁論 東京地裁


 入管庁は、収容長期化問題への対策などを検討するとして、有識者などからなる「収容・送還に関する専門部会」を立ち上げました。この専門部会では、「当事者の声を聞いて! 法務省に申し入れ 収容・送還について」で述べたように、難民申請中の者の強制送還を可能にすることをふくめた、送還強化のための制度変更などが議論されていくとみられます。

 難民申請者を強制送還することは、日本も加盟する難民条約に違反するのはもとより、現行の入管法(難民認定及び出入国管理に関する法律)でも禁止されています。難民条約との整合性をどう考えているのか知りませんが、入管庁が専門部会をつうじて難民申請者の強制送還を可能にする法改定をねらっているのはまちがいありません。部会での議論に注視しつつ、難民認定制度をいま以上に骨抜きにする法改悪に反対の声をあげていく必要があります。

 さて、すでに入管当局は、現行法のもとでもきわめて脱法的なやり方で(というよりも、「違法」と言うべきだと私たちは考えますが)難民申請者を強制送還した例があります。入管施設に監禁して身体を拘束した状態で難民申請の却下を通知し、そのまま空港に連行して航空機にのせるというやりかたでの送還です。

 ここで重要なのは、現行制度において、難民認定審査と退去強制業務の2つが、「入管」という1つの組織のなかでおこなわれているという点です。このため、入管は、ある人を強制送還する日時をまず決めたうえで、その日時の直前に難民申請の却下を本人に通知する、ということが可能です。つまり、難民不認定という入管がくだした行政処分に対して、裁判所にうったえて争うという時間をあたえずに強制送還してしまうという、いわば「裁判封じ」が入管にとって可能なのです。

 これは、難民審査が、退去強制(強制送還)ふくめた出入国管理から独立しておらず、それどころか従属していると言うべき事態です。そしてこの手法での送還は、形式上は難民申請者を強制送還したことにはならない(難民申請を却下したあとに送還がおこなわれているので)かもしれませんが、行政処分を受ける者に保障されるべき裁判を受ける権利を奪うものであり、きわめて問題があります。

 こうした難民申請者に対する「裁判封じ」の強制送還がおこなわれたのが、2014年12月のチャーター機を使った集団送還(スリランカ人26人とベトナム人6人)においてです。このときに送還されたスリランカ人のうち2名が原告となって、国に損害賠償をもとめる裁判をたたかっています(2017年10月19日提訴)。次回の弁論が、以下の日時・場所にておこなわれます。

日時:12月10日(火曜) 16時45分
場所:東京地方裁判所 522号法廷

 これがおそらく結審となるとみこまれます。ご都合のつくかたは、ぜひ法廷にて傍聴をお願いします。


◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


 前回弁論の傍聴を呼びかけた記事もあわせてごらんください。





◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


関連記事

Sunday, December 1, 2019

入管庁が仮放免者による「殺人未遂事件」をでっちあげ 資料捏造問題

 出入国在留管理庁(入管庁)が、入管施設に収容している外国人について虚偽の事実を掲載した資料を公表していたことがわかりました。石橋通宏参議院議員が11月28日の国会質疑(厚生労働委員会)であきらかにしました。

 問題となっているのは、「送還忌避者の実態について」と題された資料で、10月1日の法務大臣記者会見において記者に配布され、法務省のウェブサイトにも公開されていたものです。この資料は、「送還忌避被収容者の実態」「被退令仮放免者の実態」といった項目からなり、送還を拒否している人の難民申請の状況、過去の犯罪歴などについての情報をのせています。

 石橋議員が追及したのは、この資料の5ページ、「送還忌避者の実態②~被退令仮放免者が関与した社会的耳目を集めた事件~」にあげられている「事例4」です。



 資料は「警察官殺人未遂事件」となっていますが、これは虚偽です。

 私たちは、ここで「警察官殺人未遂事件」の「加害者」とされている方が現在入管施設に収容されているCさんであることを、資料に記された事件発生年月・場所などから特定し、ご本人と面会して話を聞くことができました。たしかにCさんは殺人未遂・銃刀法違反・公務執行妨害の容疑で逮捕されていますが、殺人未遂については起訴にもいたらず、公務執行妨害については無罪、銃刀法違反についてのみ有罪・執行猶予という判決が確定しています。

 つまり、この事例において、「殺人未遂事件」という事実はありませんし、被害者の存在しない銃刀法違反についてCさんを「加害者」と呼ぶのもまったく不適切です。

 さて、石橋議員の追及に対して、宮﨑政久法務大臣政務官は、資料の問題の箇所は、捜査機関から入管当局になされた通報にもとづいて(つまり、Cさんが逮捕・勾留された時点での情報をもとに)書かれたということを述べています。刑事裁判開始前に資料は作成されており、その後の確定した判決結果の確認をこころみることはしていなかったのだ、と。そのうえで政務官は、事実を歪曲したり、犯罪事実を誇張する意図はなかったとしています。

 しかし、入管庁が資料の作成・公表にあたって、確定した判決の内容(銃刀法違反のみで有罪)を確認していなかったとはとうてい考えられません。

 逮捕から半年後の2018年2月に判決が言い渡され、Cさんの身体は検察から入管局へと引き渡されます。このとき以来、Cさんは入管施設に収容されており、資料が公表された2019年10月においても、入管によって身体を拘束されていました。入管庁がみずからの施設で身体を拘束しているCさんについて、確定した判決の内容を知らず、逮捕当時の容疑のひとつであった「殺人未遂」では起訴すらされていなかった事実を知らなかったわけがないのです。

 とすると、石橋議員が指摘するように、入管庁は、仮放免者が悪いことをしているかのような誘導・宣伝をするために、虚偽の事実を書き込んだ資料を公表したと考えるほかありません。

 かりに、ありえないことですが、百歩ゆずって入管庁の職員が、確定した判決の内容を知らずにこの資料を作成したのだと仮定しましょう。そうだとしても、裁判開始前のまだ捜査中の段階で「殺人未遂」の容疑がかけられていたという事実をもって、まるで仮放免者が凶悪事件の「加害者」となったかのように宣伝する資料を作成するなど、決定的に人権意識を欠いたきわめて悪質な行為であって、けっして容認できるものではありません。

 前回の記事で述べたように、現在、入管庁は「収容・送還に関する専門部会」を立ち上げ、いま以上に強引な送還を可能にする制度変更を議論しようとしています。当事者である被収容者・仮放免者の声を聞く機会をもうけることなしにです。

 専門部会の第1回会合(10月21日)では、この「送還忌避者の実態について」が入管庁より部会のメンバーに配布されたということです。送還をこばんでいる人びとについて、虚偽の事実によってネガティブな印象をはりつけようとする資料をもとに議論がすすめられるのは許されることではありません。入管庁の配布した資料の捏造があきらかになったことについて、専門部会の部会長と委員諸氏がどのように対応するのか、注視していきたいと思います。


◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


 石橋議員による質疑の動画は、以下のリンク先でみれます。

参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=5524#4481.4
(1:52:15ごろから入管庁資料についての質疑がはじまります)

 入管庁資料「送還忌避者の実態について」は、法務省サイトの以下リンク先でPDFファイルで公開されていましたが、28日の石橋議員の質問のあと、その日のうちに削除されたもようです。

法務省:送還忌避者の実態について
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri09_00053.html

 法務省が理由の説明なしで資料を削除したことは、問題追及をさけるための隠蔽を意図したものとみなさざるをえません。入管庁が事実を捏造した資料を作成・公表したという事実は重く、問題の資料「送還忌避者の実態について」は広く批判的に検証される必要があると考え、参照できるように以下のリンク先からコピーをダウンロードできるようにしておきます。

https://bit.ly/2q1PHT5

 なお、一見して分かるように、この資料では、「送還忌避者」がいかに法に従わず、凶悪な犯罪を行い、円滑な行政の運用を妨げる存在であるか、といったことがこれでもかと強調されています。法務省がこの資料を公開した意図はあきらかだと言っていいでしょう。

 このたび発覚したのは、あたかも「送還忌避者」が日本社会にとって危険な存在であるかのように喧伝するこの資料において、法務省が虚偽の事実をでっちあげることすらしていたということであって、これは行政機関としての信頼を失墜させるきわめて重大な問題です。法務省・入管庁は、世論を誘導するために事実を捏造した資料をばらまくようなことをしたわけです。それでいて外国人に対しては「偽造旅券はダメ」だとか「申告内容に虚偽が含まれていたから在留資格を取り消します」だとかどの口で言えるのでしょうか?

 法務省は、虚偽の資料が作成・公表されるにいたった経緯を徹底的に調査するとともに、責任者を厳正に処分すべきです。


◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


関連記事

Friday, November 29, 2019

当事者の声を聞いて! 法務省に申し入れ 収容・送還について


 入管の収容長期化問題が社会的に注目されるなか、出入国在留管理庁(入管庁)は「収容・送還に関する専門部会」において、収容長期化の防止策などの検討をはじめました。専門部会は、10月21日の第1回からこれまで3回の会合が開かれたようです。


 法務省がウェブサイトで公表している情報やマスコミ報道などから考えて、専門部会は、つぎのような点の法制化にむけて議論をおこなっていくとみられます。

(1)難民申請中の者の強制送還を可能にすること
(2)送還拒否に対する刑罰の創設

 いま以上に強引な送還を可能にする政策議論が、当事者の声を聞くことなしに進められようとしていることに、私たちは仮放免者の当事者団体として強い危惧をおぼえています。過酷な長期収容をへても送還に応じられないのは、帰国しようにもできない事情を当事者それぞれがかかえているからです。

 本ブログでもこの間お伝えしてきたように、どうしても帰国できない事情のある被収容者・仮放免者(※注)に対し、法務省は、強硬かつ強引に送還を推し進めてきました。今、各地の入管収容施設で勃発しているハンストは、その矛盾が極点に達したことを示すものです。

 このような、当事者の命を賭したたたかいに対して、法務省は、この状況をまねいたみずからの政策の誤りを認めようとせず、そればかりか、いったん仮放免許可を出しておいて、2週間後に再収容するという、人命をもてあそぶような、虐待、拷問とも呼ぶべき挙に出ました。このようなやり方は、当然のことながら、当事者のみならず、社会からの広汎な批判をまねいています。この間の経緯にかんがみれば、法務省の政策は完全に失敗していることは、もはや明白です。にもかかわらず、当事者の必死のたたかい、社会からの広汎な批判などなかったかのように、平然と「収容・送還に関する専門部会」が立ち上げられ、上のような政策がまたもや押し通されようとしています。

 しかし、当事者の声、社会の批判を全く顧みない政策は誤っています。

 そこで、専門部会の第3回の会合がおこなわれた11月25日に、検討にあたって当事者(仮放免者と被収容者)から状況・意見を聞く場をもうけてほしいとの申し入れを仮放免者の会としておこないました。

 申し入れに先だって、「収容・送還問題を考える弁護士の会」「仮放免者の会」の共催で記者会見をおこないました。


 記者会見のあと、仮放免者当事者と支援者、弁護士で法務省をおとずれ、申入書を手渡そうとしましたが、職員が受け取らなかったため、以下の申入書を郵送しました。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


申 入 書

20191125

法務大臣 森まさこ 殿
出入国在留管理庁長官 佐々木聖子 殿
「収容・送還に関する専門部会」部会長 安冨潔 殿
同部会委員各位

仮放免者の会


 1021日より、第7次政策懇談会「収容・送還に関する専門部会」が開かれています。この専門部会は、収容の長期化を防止する方策などを議論し検討するために、法務大臣が設置したものです

 私たちは、収容の長期化が問題として取り上げられ、その対策が議論されること自体は歓迎します。しかし、マスコミ報道によると、この専門部会では、「迅速な送還」のための難民認定制度の改変や送還拒否に対する罰則の創設などが検討されているとのことです。収容長期化問題への対策が、もっぱら「送還忌避者」を日本からいわば追い出すという方向でのみ議論されること、またその議論が当事者の声を聞かないまま進められていることに、私たちは強い危惧をいだいています。

 私たち仮放免者の会は、退令仮放免者の当事者団体です。退去強制令書発付処分を受けた私たちの多くは、入管施設に収容された経験があります。また、私たちの仲間の多くが現在長期収容に苦しんでいます。過酷な収容をへても私たちが帰国しないのは、帰るに帰れない事情をそれぞれにかかえているからです。難民であること、あるいは日本に家族がいること、長期間日本に滞在してきて国籍国にはすでに生活基盤がないことなどです。帰るべき「国籍国」自体がなく、事実上の無国籍状態の者も私たちの仲間にはいます。

 こうした当事者たちの日本での在留を求める事情を委員の方々が聞き取りするなどして具体的に知っていただけば、「迅速な送還」という方向からのみ収容長期化問題の対策を考えることがはたして妥当なのか、問われることになるでしょう。また、長期収容が人間の心身にどのような影響をあたえるのか、収容の経験がいかに過酷なものなのか、当事者から直接に話を聞くことも、収容長期化の防止策を検討するうえで重要であるはずです。

 収容と送還は、当事者である仮放免者および被収容者の基本的人権にかかわることです。入管施設で被収容者が病死する、あるいは自殺するという事件は現にくり返し起こっており、国籍国に送還されれば命が危険にさらされる者もおります。収容・送還は、当事者にとって命にかかわる問題と言っても過言ではありません。当事者たちの実情を具体的に知らずに軽々しく議論してよい問題ではありません。

 法務省や入管庁が「送還忌避者」という言葉でひとくくりにする当事者ひとりひとりに、送還をこばんでいる理由・事情があり、過酷な長期収容にも耐えざるをえない苦悩があります。もちろん当事者の全員にのこらず面会してその訴えを聞いてほしいなどと求めているわけではありません。しかし、収容・送還に関して政策に反映される議論をする以上、何人かでも当事者から直接の聞き取りをおこない、収容や送還が人間にどのような影響を与えうるのか(また現に与えているのか)を具体的に知ることは、最低限の責任と言うべきでしょう。「送還忌避者」という観念ではなく、ひとりひとりの人間の生命・健康や人生に影響する議論をおこなっているのですから。

 どうか、当事者である仮放免者・被収容者から状況・意見を聞く場をもうけてください。



以 上

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

※注:このようにどうしても帰国できない事情のある被収容者・仮放免者を、法務省は「送還忌避者」とラベリングし、 かつて「治安への懸念」として煽ったやり方を さらに全面的に展開したキャンペーンを張ろうとしています。法務省のこのようなやり方は、許されるべきものではありません。今後、本ブログで批判を加えます。


Thursday, November 28, 2019

今年もやります 大阪入管前キャンドルアクション 12月25日

被収容者を励ます
12・25キャンドルアクション

今年もやります。声、交わそう!
ペンライトやケミカルライトなど、灯りを持って集まろう!

2019年 12月25日(水)
18:00~

大阪出入国在留管理局前集合(→MAP
大阪市営地下鉄中央線「コスモスクエア駅」下車 徒歩3分

主催・共催:TRY、仮放免者の会、WITH、難民支援コーディネーターズ関西
連絡先:try★try-together.com (★をアットマークにかえてください)






関連記事