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関東仮放免者の会「宣言」/賛助会員募集とカンパのおねがい

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Sunday, August 7, 2011

8.10全国一斉行動のおしらせ

入管被収容者と仮放免者の立ち上がりに支援を!
8.10全国一斉行動へ!



8月10日(水) 10:30 東日本入国管理センター集合
                     12:00 東京入管集合



  全国の支援者と仮放免者が、8月10日、関東、東海、関西で一斉面会と在留資格を得るための再審情願提出行動を行います。関東では二手に分かれ、東日本入国管理センター(牛久)で一斉面会および同センターに対して再収容者の即時仮放免、長期収容阻止と処遇改善を求めて申入れを行います。東京入管(品川)では、一斉面会と再収容阻止、仮放免者の在留資格獲得に向けての申入れを行います。多くの皆さんの一斉面会への参加を呼びかけます。

  一昨年から昨年にかけ、入管行政は難民・移民なの非正規滞在外国人に対して、残酷な追い出し政策を行ってきました。オーバースティなどで入管に摘発されると、大半の非正規滞在外国人は帰国します。しかし、難民として本国での迫害から逃れてきた人、日本で長く滞在し家族を形成している人など、帰るに帰られない事情を抱えた人たちがいます。その事情も承知の上で、入管は、狭い閉鎖空間への長期収容によって心身を痛めつけます。人道的配慮からの仮放免許可が出ても、事あるごとに再収容してきました。収容所内では、帰国することもできず、かと言って日本では身体を拘束され収容され、生きる場を見いだせずに自殺未遂が相次ぎ、さらには昨年2月と4月には牛久においてブラジル人と韓国人の自殺者が出てしまいました。3月にはその牛久で結核患者が出ましたが、劣悪な医療・居住空間に押し込められ、いつまた伝染病が発生するかもわかりません。さらに同じ3月には、日本人の妻がいるガーナ人のスラジュさんが成田で無理やり飛行機に乗せられそうになり、抵抗したところ職員によって死亡させられるという痛ましい事件まで起こりました。
  こうした過酷な状態におかれたなか、牛久に長期収容されている約60名が、長期収容への反対、重病者や未成年者の即時仮放免、仮放免保証金の減額などを求めて昨年5月に12日間に及ぶ大規模ハンストを行いました。「ハンストをしたら仮放免許可を出さないぞ!」「大村(長崎県にある収容所)に送るぞ!」という脅しをかけられながら、正に命がけの闘いとしてこの大規模ハンストが取り組まれました。この事態は多くの新聞が記事にし、参議院でも取り上げられました。先行して昨年3月には大阪府にある西日本入国管理センターでも同様の要求を掲げて約70名で大規模なハンストが行われていました。東西二つの収容所での大規模ハンストは世論を動かし、7月には法務省入国管理局が「収容長期化をできるだけ回避する」との報道発表を行いました。しかし、仮放免になっても2ヶ月後、3ヶ月後には再収容されて収容施設に逆戻りするという再収容問題は残りました。仮放免中の人たち、またすでに再収容された人たちが外と内とで力を合わせ、再収容反対の声を挙げました。そして今年2月から再収容件数は激減しました。完全になくなったわけではありませんが、仮放免者は、いくらかは安心して、長期収容で痛めつけられた心身の回復に臨めるようになりました。
  今回の一斉面会は、これまでの牛久や品川での被収容者の、また外にいる仮放免者の運動を引き継ぎ、帰るに帰られない事情を抱えた難民や移民への人権状況のさらなる改善に向けて取り組むものです。
  また、仮放免者は就労権もなく、健康保険にも加入できず、病気になれば治療費は全額負担しなければなりません。これでどうやって生きてゆくことができるでしょうか。生きていくための基礎的条件を剥奪された仮放免者の増大と仮放免状態の長期化が進行しています。ハンスト以降、関東では10月に、仮放免者自らが立ち上がって再収容阻止、在留資格獲得にむけて「仮放免者の会」を立ち上げました。今回、品川と名古屋では在留資格獲得に向けて再審情願一斉申立も取り組みます。多くの皆さんのご参加・ご支援をお願いいたします。 

仮放免者の会
連絡先:junkie_slip999@yahoo.co.jp




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