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関東仮放免者の会「宣言」/賛助会員募集とカンパのおねがい

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Sunday, May 31, 2020

「入管内での感染が不安」、入管収容者緊急ホットライン(5月17日)の報告


2020417日記者会見にて、森雅子法務大臣は「出入国在留管理庁の収容施設は、矯正施設と同様、閉鎖空間であるため、ひとたび施設内で新型コロナウイルスの感染者が生じると、急速に感染が拡大して危機的状況となるおそれがあります」(法務省HP)と述べました。同年51日には、「入管施設における新型コロナウイルス感染症対策マニュアル」が全国の収容施設に通知され、同マニュアルに基づく運用がはじまりました。

しかしながら、いまだ仮放免されない人も相当数確認されており、帰住先のない人でさえ解放(仮放免)される一方、日本に家族がいる人などが見せしめ的に解放(仮放免)されていない、収容施設から解放されていない人たちの間での発熱・感染拡大不安、入管職員による大規模な制圧事件などの情報があります。

また、427日から入管各施設は、感染防止を理由として被収容者の一般面会(領事官や弁護士をのぞく、家族や支援者らとの面会)をさせない取り扱いを始めました(この面会制限は525日に終了)。こうした面会制限によって、収容施設内の状況や被収容者の声がますます外部に伝わりにくくなるということも、懸念されました。

そこで、当会では、517日(日)、「入管収容者緊急ホットライン」として、有志の弁護士、支援者により、収容されている人たちから直接、窮状、内部の状況の聞きとりをおこないました。聞き取りは、事前に各施設の被収容者にホットラインの開催を告知したうえで、施設内から17日の午前930分から12時までのあいだに電話をかけてもらうというかたちでおこないました。

「緊急ホットライン」にかけて来てくれた被収容者からの声を聞く限り、コロナ感染者は出ていなさそうなものの(一部、発熱後に行方が分かっていない人もいますが)、これまでの情報から危惧されていた問題が、引き続き残されていることがわかります。それは、長期収容問題は依然として解決されておらず、コロナ感染への不安も非常に大きいという二点です。

長期収容によって心身をむしばまれている人たちは、感染した際、重症化する恐れの高い人たちです。電話をかけて来てくれた29人を見ても、60代以上はいませんでしたが、50代が3分の1以上の10人を占めており、また、半年以上の長期被収容者、2年以上の超長期被収容者が数多く入管収容施設に残され、しかも仮放免許可はそれなりに出ていつつも、そういう長期被収容者の仮放免が進んでいないことがわかります。もちろん、若いから、収容期間が短いから、感染しても重症化しないということではありません。しかし、電話してきた人たちからしばしば訴えられる不公平な状況というのは、入管が「マニュアル」策定後も作為的な基準に固執しているように見受けられます。居室にしても3人の部屋、4人の部屋がまだまだ残されています。「マニュアル」にある「仮放免を積極的に活用する」との方針のもと、もっと早く、積極的に仮放免を活用すべきです。支援者から見ても、感染の危険性を危惧するところですが、閉鎖空間に閉ざされ、三密を避けられない被収容者の感染拡大への恐怖感は、ホットラインを通じて伝わってくるところです。

すでに各入管施設での一般面会が再開されるなど、ホットライン当時からの変化もありますが、ホットラインを通じてわかる事実関係、また被収容者からの必死の訴えを受けて、仮放免者の会としては、さらなる長期収容問題の解決、コロナ感染拡大対策の前進を、入管庁、各収容施設に訴えていきます。

 全国5施設(東日本と大村の両入管センター、東京・名古屋・大阪の各地方入管局)、合計29名の被収容者から電話で声がよせられました。

 電話をいただいた29名の年齢、収容期間と国籍ごとのうちわけは、つぎのとおりです。

年齢
20
3
30
7
40
7
50
10
不回答
2


収容期間と国籍
6か月未満
スリランカ(3ヶ月)
6か月以上1年未満
イラン (10ヶ月)、中国(7ヶ月)
1年以上2年未満
ブラジル(1年3ヶ月)、ヴェトナム (1年9ヶ月)スリランカ(1
年2ヶ月)、イラン (1年6ヶ月)、ナイジェリア(1年9ヶ月)、
メキシコ(1年9ヶ月)
2年以上3年未満
ネパール(2年)、イラン (2年8ヶ月)、コンゴ(2年3ヶ月)、
フィリピン(2年6ヶ月)
3年以上4年未満
カメルーン(3年以上)、ナイジェリア(3年)、イラン (3年
半)、イラン 、(3年4月)、イラン (3年4ヶ月)、イラン (3
年5ヶ月)、ナイジェリア(3年9ヶ月)、イラン (4年5ヶ月)



 なお、支援者からは、被収容者に以下の項目を質問し、それぞれのブロック(収容区画)全体の状況をお話していただきました。

(1)ブロックの被収容者数
(2)ブロック部屋数
(3)各部屋の人数
(4)4月以降の仮放免状況(マニュアル策定以前からも含めて、感染拡大のなかで被収容者数を減らそうとしていたのかどうかがわかる)
(5)仮放免日が決まっている人(人数)(マニュアル策定後の仮放免許可状況がわかる)
(6)仮放免保証金は?(金額)
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人はいるか?
(8)伝えたいこと

ホットラインにて被収容者たちから聞き取った各施設のブロックごとの状況を以下に公開します。


 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇




東京入管Aブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 16人くらい
(2)ブロック部屋数 7部屋(雑居房のみの数だと思われる)
(3)各部屋の人数 2人~3人が多く、4人のところも1室ある。(複数人がひとつの部屋に同居することについて)「自分は病気で、いつ倒れるかわからない。1人部屋は危ない」との返答。
(4)4月以降の仮放免状況 帰国希望のベトナム人が45人出た。その人たちは仮放免申請はしていない(→局長の職権による仮放免)
(5)仮放免日が決まっている人 1人。収容1ヶ月の人。
(6)仮放免保証金は? わからない
(8)伝えたいこと 帰国予定だが飛行機が飛んでないために帰国できなくなっている人、収容期間の短い人だけ仮放免。長期被収容者は誰も仮放免にならない(不公平感)


東京入管Bブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 28
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 1人~4
(4)4月以降の仮放免状況 3人くらい
(5)仮放免日が決まっている人 0
(6)仮放免保証金は? 10万円くらい
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと 入管内でのコロナ感染が不安。長期収容者が多く、病気になっているところに感染して重症化する危険性がある(感染への不安)。病気になり、病院に行ってちゃんと治したいのに連れていかず(医療放置)、帰国する人は出られるのに、難民や家族がいて、病気にもなっているが出られない(不公平感)


東京入管Cブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 18
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 23
(4)4月以降の仮放免状況 1人。在留希望の人。
(5)仮放免日が決まっている人 0人。
(6)仮放免保証金は? 30万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと 業者、職員の出入りがあるから心配(感染不安)。職員から「(仮放免許可を)順番に出すから」と言われておとなしくしているけど出られない。不許可になった人もいる。長期収容の人が出られない(不公平感)。病気の人を医者に連れて行ってくれない。行くまで何日もかかる(医療放置)


東京入管Dブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 19
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 最大4
(4)4月以降の仮放免状況 3
(5)仮放免日が決まっている人 記載がないので0人と思われる
(6)仮放免保証金は? 払っていない(3人とも職権仮放免と思われる)
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 1人、熱のある人がいたが、別のブロックに移され、戻ってきた
(8)伝えたいこと 残っている人の不安は、いつ出られるかということ



東京入管Eブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 19
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 34
(4)4月以降の仮放免状況 帰国予定の人78名と在留希望の人34人。在留希望の人も東京入管に来て34ヶ月で短い。収容期間の長い人は出ていない。
(5)仮放免日が決まっている人 2人。1人は明日で、帰らない人。
(6)仮放免保証金は? 50万、30万、10
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 1ヶ月前に、熱が何日も続く人がいて他のブロックに移室させられた。
(8)伝えたいこと 職員は外から(出勤して)来る。危険。コロナは危険(感染不安)。長い人は出ていない。日本人の奥さんがいても出ていない(不公平感)



東京入管Fブロック(男子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 18
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 23
(4)4月以降の仮放免状況 難民3人、帰国予定のベトナム人4
(5)仮放免日が決まっている人 いない
(6)仮放免保証金は? 10
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 1ヶ月前、2人熱があり他ブロックに移室。


東京入管Nブロック(女子区) 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 20人くらい
(2)ブロック部屋数 7部屋(雑居房のみの数だと思われる)
(3)各部屋の人数 最大4
(4)4月以降の仮放免状況  56
(5)仮放免日が決まっている人 いない
(6)仮放免保証金は?  0円(全員職権仮放免と思われる)
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 今はいない
(8)伝えたいこと 長期収容者が仮放免で出られない(不公平感)
425日の制圧の事。収容が短い人は出られて、なぜ長い人は出られないのか、担当の人から話を聞こうとした。(閉鎖処遇時刻が来ても居室に戻らず)立っていただけ。静かにアピールした。私は「私たちに自由をください。お願いします」と英語で書いて立っていた。そうしたら4050人の職員が、ヘルメットや盾の軍隊のような姿で入ってきた。私は78名に体をつかまれた。頭を押さえつけられた。力強く。ケガをした人もいる。すごくびっくりした。自分の人生で初めて。(仮放免者の会とBONDで、58日に東京入管に申入れした件の人からの電話)

  
東京入管Oブロック(女子区) 1名架電 ブロック情報は聴取できず
(8)伝えたいこと 425日、みんなでデモをやった。病気の人もいる。難民もいる。制圧されて体が痛い。下着も付けていないところをビデオに撮られた。制圧には50人くらい来た。男も来た。(翌日)シャワーも電話もなしになった。体と心が苦しい。


東日本センター1Bブロック 1名架電(東日本は現状、男子区のみ)
(1)ブロックの被収容者数 13
(2)ブロック部屋数 9部屋
(3)各部屋の人数 04
(4)4月以降の仮放免状況 3人 
(5)仮放免日が決まっている人 3
(6)仮放免保証金は? 5万、10
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと  コロナ感染への不安。長期収容への不満。面会禁止への不満。


東日本センター2Bブロック
(1)ブロックの被収容者数 6
(2)ブロック部屋数 6部屋(雑居房のみの数だと思われる)
(3)各部屋の人数 1人ずつ
(4)4月以降の仮放免状況 1
(5)仮放免日が決まっている人
(6)仮放免保証金は? 10万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと 仮放免になるという期待があるのに不許可になると精神的に苦しい。前科がある人には(仮放免許否判断が)厳しい。日本に来て30年以上。子どもも社会人になっているが、私はいつまで前科の事を言われるのだろう(不公平感)。私たちの声を聞いてくれるのを(今日のホットライン)感謝している。コロナ感染の対策として、入管の発表で仮放免を出すと言って、出ている人もいるが三密を避けるためであって、人道的に罪のない人を解放するためではない。出す人(の基準)も、入管の勝手になっている。三年以上の長期収容者が牛久に340人いるが仮放免になっていない。4年以上も6人いるが1人もOKになっていない。前科がある人を差別している。入管のやり方は不公平(不公平感)。弱っている体でコロナの恐れもある(感染不安)


東日本センター3Aブロック 2名架電
(1)ブロックの被収容者数 12人くらい
(2)ブロック部屋数 10部屋
(3)各部屋の人数 2部屋に2人ずつ。他は1人ずつ。
(4)4月以降の仮放免状況 5
(5)仮放免日が決まっている人 1人。東京入管から移収されて1ヶ月半の人。
(6)仮放免保証金は? 5万、10
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 37度の人がいた。10日くらい前に他のブロックに移されたが、(その人のその後について職員は)何も教えてくれない。
(8)伝えたいこと 牛久に来て短い人が出ている。長くて病気の人が出られない(長期収容への不満。不公平感)


東日本センター3Bブロック 5名架電
(1)ブロックの被収容者数 8
(2)ブロック部屋数 10部屋
(3)各部屋の人数 1人ずつ
(4)4月以降の仮放免状況 7
(5)仮放免日が決まっている人 3
(6)仮放免保証金は? 10万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと 仮放免が何度もダメだし、病気も治してもらえない。命が大切です(長期収容への不満。医療放置)。4年半以上収容され、狭い部屋にずっと入れられている。仮放免申請も17回した(長期収容への不満)。コロナ禍のなか、何でここにいるのか(感染不安)。東京入管から最近来た人たちが仮放免になっている。私たちも出せ(不公平感)。長期収容者が仮放免されずにいることへの不満。コロナ感染不安。


東日本センター7Aブロック 1人架電
(1)ブロックの被収容者数 25人くらい
(2)ブロック部屋数 13部屋
(3)各部屋の人数 13
(4)4月以降の仮放免状況  22
(5)仮放免日が決まっている人 3人。明日、1人でる。
(6)仮放免保証金は? 10万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 今はいない。
(8)伝えたいこと 業者や職員が出入りしており感染のリスクが怖い(感染不安)。面会はアクリル板越しなのになぜ禁止されているのか?(面会禁止不満)。後から牛久に来た人たちが仮放免になっているのはなぜ?差別だ(長期収容への不満。不公平感)


東日本センター8A 1人架電
(1)ブロックの被収容者数 25人くらい
(2)ブロック部屋数 13部屋
(3)各部屋の人数 13人。3人の部屋は2つで2人の部屋は7つ、他は1人ずつ。
(4)4月以降の仮放免状況 20人くらい
(5)仮放免日が決まっている人 2
(6)仮放免保証金は? ほとんどが10万。20万円の人も2人いた。
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない。隣の8Bでは、2~3週間前に2人が発熱した。
(8)伝えたいこと 面会に来てもらえないのが困る(面会禁止不満)


東日本センター9B 1人架電
(1)ブロックの被収容者数 12
(2)ブロック部屋数 6部屋(雑居房のみの数だと思われる)
(3)各部屋の人数 1人の部屋と3人の部屋
(4)4月以降の仮放免状況 7
(5)仮放免日が決まっている人 1人
(6)仮放免保証金は? 10万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 いない
(8)伝えたいこと 架電者の妻は末期がんで、死に目には会いたいと希望していました。ともかく死に目には会いたいと必死な様子でした。


名古屋入管Bブロック 1人架電
(1)ブロックの被収容者数 15
(2)ブロック部屋数 単独房2部屋と雑居房8部屋
(3)各部屋の人数 1人~2
(4)4月以降の仮放免状況 15人くらい
(5)仮放免日が決まっている人 1
(6)仮放免保証金は? 1020万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 今はいない。先週、38度になった人がいたが、違う部屋に行って、3~4日して戻った。
(8)伝えたいこと ローソンのカレーを頼んだら豚肉が入っていた。豚肉は食べられないのに。1ヶ月くらい前の事。入管は「ローソンの責任だ」というが納得できない。ローソンでの買い物できる商品が少ない。差入れもできない。弁当の容器も汚れている(その他、処遇の事)。医者がひどい。1人、中年で細身の医者がいるが、患者の顔も見ないで適当な診断を出している(医療放置)


大阪入管Bブロック(男子区)  2人架電
 (1)ブロックの被収容者数 22
(2)ブロック部屋数 単独房2つと4人部屋が8つあり、4人部屋には3人ずつ入っている。
(3)各部屋の人数 雑居房は3人ずつ。
(4)4月以降の仮放免状況 5人。前科のある人が2人でた。あとは入管法違反がオーバーステイのみの人。
(5)仮放免日が決まっている人 4
(6)仮放免保証金は? 10万円。0円の人もいる。
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 熱がある人はいないが、みんな感染におびえている。
(8)伝えたいこと コロナにいつ感染するのか、怖い。長期収容への不満。すごく狭いところで、長く生活するところではない。感染も心配(感染不安。長期収容への不満)。外にいる人達に私たちの声を聞いてもらいたい。伝えたい。



大村センター3Aブロック(第1区画か第2区画か不明) 大村は男子区のみ。
(1)ブロックの被収容者数 14
(2)ブロック部屋数 5部屋
(3)各部屋の人数 2人部屋2つ、3人部屋3つ。
(4)4月以降の仮放免状況 4
(5)仮放免日が決まっている人 1
(6)仮放免保証金は? 1050万円。
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 発熱は2人。389度。熱は上がったり下がったりだったが、同じ部屋にずっといた。病院にも行っていない。


大村センター3Bブロック第1区画 2名架電
(1)ブロックの被収容者数 15
(2)ブロック部屋数 5部屋
(3)各部屋の人数 3人ずつ
(4)4月以降の仮放免状況 1
(5)仮放免日が決まっている人 3
(6)仮放免保証金は? 10万円
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 1人、発熱した人がいたが、数日間隔離されて戻ってきた。
(8)伝えたいこと 各居室は三密だし、外から業者が出入りしていて安心できない。職員はくしゃみした手で薬をくれる。コロナの件で消毒してくれと頼んでもやってくれない。体温計の消毒も、毎回、言わないとやってくれない。コロナウイルスへの不安でいっぱい(感染不安)。面会できなくなってから入管はやりたい放題(面会禁止への不満)


大村センター3Bブロック第2区画 1名架電
(1)ブロックの被収容者数 10人くらい
(2)ブロック部屋数 5部屋
(3)各部屋の人数 2人~4
(4)4月以降の仮放免状況 3人。帰国予定の人。
(5)仮放免日が決まっている人 いない
(6)仮放免保証金は? 聞いていない。
(7)発熱者などコロナ感染が疑われる人 今はいない。
(8)伝えたいこと 感染不安。難民の人、帰れない人、たくさんいる。早く外に出たい(長期収容への不満)



以上、各施設の被収容者への告知など事前の準備、当日の電話対応、聞き取りした内容の集計等は、BOND、START、TRYの支援者、弁護士の指宿昭一さん、駒井知会さん、高橋済さんが連携しておこないました。





◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇



関連する記事、マスコミ報道

 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化するなかでの、入管施設での収容問題に関して、関連する記事やマスコミ報道をまとめておきます。
 コロナ禍にあたり、当会ふくめ関東・東海・関西の6団体の連名で、4月30日に以下の申し入れを入管庁に対しておこないました。

5月17日に当会の主催した「入管収容者緊急ホットライン」にも取材しつつ、コロナ禍の被収容者のおかれている状況について問題化した報道もいくつか出ております。

 本記事でも紹介したように今回のホットラインにも被害者からの訴えが寄せられていますが、4月25日に東京入管で女性被収容者に対する職員の制圧事件が起こっています。これについては、「難民問題に関する議員懇談会」の入管庁に対するヒアリング、マスコミ報道等で問題にされているところです。

 上記制圧事件については、当会としても東京入管に対し抗議・申し入れをおこなうなどしているところです。

 以下は、東京入管の被収容者2名が仮放免をもとめて提訴したという報道です。




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