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Wednesday, October 12, 2011

また収容者の集団ハンスト(東日本入管センター)

  東日本入国管理センターで、10月11日、またも収容者のハンガーストライキがはじまりました。ハンストに参加しているのは、同センター3Aブロックの30人弱、3Bブロックの20人です。3A、3Bとも収容者のほとんどが参加しています。
  両ブロックでは、すでに、仮放免許可の審査の迅速化や、許可/不許可の基準の明確化をもとめた意見書を、同センター所長あてに提出しておりました(この記事の最後に転載しています)。ところが、3Aの意見書への回答が、回答期限の9月末日を10日すぎてもないことから、3Aと3B両ブロックの収容者たちが集団ハンストにふみきりました。
  東日本入管センターでは、8月にも収容者の集団ハンストがあったばかりです。8月の7Aブロックでのハンストも、意見書に回答せずに無視をきめこむという入管側の対応に端を発したものでした。


  8月のハンストは、センター側から口頭で一応の回答があったことをうけて、およそ1週間で解除されました。ところが、このたび入管はまた収容者からの要求を黙殺・無視する姿勢にでています。
  ハンガーストライキは、収容所に身体を拘束されたひとたちがとりうる非暴力の意思表示として、最後の手段です。とくに、東日本入管センターの収容者は、そのほとんどが長期にわたる収容を強いられており、病人もおおくいます。薬をのまなければならないひともいます。
  東日本入管センターに、3Aと3Bブロックの意見書に誠実に回答するようもとめます。また、読者のみなさまに東日本入管センターへの抗議をよびかけます。

東日本入国管理センター
  • 電話番号: 029-875-1291
  • ファクシミリ: 029-830-9010

  以下、3A、3Bブロックの意見書を掲載します。仮放免申請の結果をまつ時間や長期にわたる収容が、いかに精神的なダメージをあたえるものなのか、ひじょうに具体的に書かれています。ぜひお読みください。


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【3Aブロック意見書】

東日本入国管理センター所長に
  1. 仮放免の審査時間を短くしていただければ、これにました幸せはございません。
  2. 仮放免の結果がだめ場合は、理由をちゃんと説明してくださいますか。
  3. 手の骨が骨折したのに、アプロケシュン[申請書]を何回書いても、お医者さんが来ないので、病気のことについて、専門の医者にめんどをみてもらうようにお願いします。
  4. 入管のお医者さんから、病気について、はっきり説明してくださいますか。
  5. ご飯とテレビの角度の調整する及び窓を開け、風邪がとおるようにしていただけますか。
  6. 私たちの悩みを理解していただけますか。
  3A group の皆さんから、よろしくお願いします。

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【3Bブロック意見書】

東日本入国管理センター所長

  仮放免に係る私たちの意見を申し上げます。
  第一、仮放免に関する積極的要素と消極的要素やガイドラインをお教えくださることを願い申し上げます。
  第二、仮放免申請する場合、その後1週間ぐらい後結果を頂く期限を通知を願い申しあげます。
  第三、仮放免不許可処分の場合、不許可の理由をお教えくだされることを願い申し上げます。

  私たちは仮放免を希望しますので、なぜ同じ状況で1回目と2回目ならず、3回目と4回目で許可となるかわからないから、許可にならなかった人々は全て仮放免担当審査官の仕打ちを恨んで、警備官も同じように恨んでおり、先生たちの仕打ちは憎らしく信じられないと思います。それで入管に係ることは万事が不満であって、その人々の不満とストレスが増加一路であります。
  その上、仮放免申請した人々は何時結果を頂くかわからないから、時間の経過について不安と焦燥にかられていますので、1ヶ月異常から結果を頂くまで毎日血が乾く心情でいます。それでその恨みと不安、焦燥等から各種ストレス性病気に苦しめられています。
  又、仮放免不許可の場合、不許可の理由を教える時、その人々の不満と恨み等は減消されると思います。
  その他、仮放免に係る業務も減らすことができると思います。今までみんなが仮放免申請をしましたが、仮放免のガイドラインがわかる場合、自分の状況が不許可に該当するとわかれば申請を放棄すると思いますので、その時仮放免に係ることが減ると思います。
  上記、私たちの事情と心情を御斟酌くださることを願い申し上げます。
  ぜひよろしくお願い申し上げます。
平成23年 9月12日

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【3Aブロック意見書 画像】

【3Bブロック意見書 画像】
 

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