PRAJ (Provisional Release Association in Japan): Who We Are
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関東仮放免者の会「宣言」/賛助会員募集とカンパのおねがい

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Tuesday, December 27, 2011

仮放免者に在留資格を!12・7デモ 報告

  私たちは、12月7日(水)、法務省に対して仮放免者への在留資格を求めるデモンストレーションを行いました。
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  12時に東京都千代田区にある日比谷公園に集まりました。しかし、電車の乗り換えに失敗したり駅からの道に迷ったりして、12時半のデモ出発時までに間に合ったのは70名ほど。支援者は仕事を休んで30人くらい参加してきてくれていましたが、肝心の仮放免者が40名ほどしか集まらず、リーダー会議のメンバーも何人も来ておらず、ちょっとさびしい出発となりました。12時半に日比谷公園の中幸門を出発し、新橋方向に向かい、東京電力前を左折して外堀通りに出、右折して日比谷公園と官庁街の間の道を通って法務省へと向かいました。その間に次々と仲間たちがデモに合流してきて、デモ隊は100人以上に増えて行きました。

  私たちは、「長期収容をやめろ!」「再収容をやめろ!」「仮放免者に在留資格を!」「人権侵害を許さないぞ!」などと日本語と英語でシュプレヒコールをおこないました。そして私たちの闘いへの理解を求めるチラシを道行く人たちに配布しました。官庁街に入ると通行人は少なくなりますが、前半の新橋駅付近や外堀通りは通行人が多く、私たちのデモ隊に注目する人たちに次々とチラシが手渡り、用意したチラシはデモの前半でなくなりました。

  日本弁護士会館前を過ぎ、いよいよ法務省です。私たちの多くは東京入管、東日本センターと収容され、仮放免後も月一度は入管局に出頭しています。しかし、入管局のトップである法務省入国管理局には行ったことがありません。みんな初めての法務省です。これまで私たちは、私たちを長期収容するセンターが全国に三つ、私たちを摘発したり審査したりする地方局が全国に八つあることは知っていました。その全ての入管組織のトップがここだと思うと、これまでの辛かった経験、仮放免状態という日々の苦しみがドッと沸き出してきました。私たちはなおさら力を込めて、私たちに在留資格を与えることを、人権を認めることを訴えました。

  参加した中国人女性はマイクを握り、「私の子を返して!」と訴えました。彼女の夫(パキスタン人)は裁判に負けた後に再収容されました。そのショックから、中国人女性は流産してしまいました。1度目の収容も本人、家族に大きな害を与えますが、仮放免になったのちに再び収容されることはなおさら人生を絶望させるものです。彼女たち夫婦は、夫の再収容によって子どもの命を失ってしまったのです。
  仮放免者は1カ月ずつの仮放免許可を受けています。だから毎月入管に出頭し、仮放免期間延長許可を受けなければなりません。彼女の夫は入管からの退去命令は不当だと訴えて裁判を起こしていましたが、裁判に負けた段階で仮放免期間延長を許可されず再収容されてしまったのです。
  入管は、「法律に基づいて再収容した」と言います。しかしその法律に基づいて仮放免期間延長許可を出すこともできます。再収容するかどうかは法律の問題ではなく、その時々の入管の裁量の問題でしかないのです。再度の夫の収容は、彼女に大きなショックを与えました。彼女は涙ながらに「何で私の子どもを殺したの」「子どもを返して」と訴えました。デモ中なので歩きながらの発言です。
  私たちは歩みをゆっくりにして彼女の訴えを聞きました。警察は「早く歩いて」などと言ってきましたが、そんな場合ではありません。一人の命が奪われたのです。みんなが収容や仮放免状態に苦しめられていますが、彼女や夫が負った苦しみは並はずれたものです。彼女の訴えを聞いた私たちは、怒りを込めて、「入管は人殺しをやめろ」「子どもを返せ」と叫びました。

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  霞門から再び日比谷公園に入り、集約集会をおこないました。まず私たちは、この3日に急逝したスリランカ人・アラハコーン(ALAHAKOON)さんを悼み5分間の黙とうを捧げました。
  彼は昨年秋から冬にかけて品川Jブロック、続いて移収されたFブロックで再収容反対の運動の先頭に立って闘いました。7月8日に仮放免になり、その後もみんなと共に闘ってきました。10月16日の第二回大会にも元気に参加しました。彼はスリランカ人だけではなく、当時一緒に闘ったJブロックやFブロックの仲間たちからも信頼されていました。
  彼の急逝はみんなにとってショックな出来事ですが、彼の無念さ、遺志を引き継いでこれからも団結して闘っていかなければなりません。

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  代表が法務省入管に申入書を渡しに行き、並行して、各国のリーダーや支援者から次々に発言を受けました。いくら入管から帰国しろと言われても、難民であったり、家族が日本にいたり、生活基盤を日本に移した私たち難民・移民は帰国できるわけがありません。国籍も在留理由もさまざまですが、帰国できないという1点において私たちは共通しています。これまで私たちは長期収容や再収容によって人生をめちゃくちゃにされてきました。私たちは自分たちで団結して闘うしかありません。そして私たちが団結することにより、多くの支援者たちが集まってくれます。リーダーたちからは団結して闘う意志が表明され、支援者からは私たちの闘いを支持して協力すると発言がありました。
  最近、牛久から仮放免になり、初めてデモに参加した仲間は、「感動しました。みんなで団結して闘うのは楽しいし重要ですね。支援者の方たちもたくさん来てくれて心強かったです。みんなにビザが出るまで頑張ります」と感想を言っていました。
  昨年9月8日、今年2月25日の東京入管に対する再収容反対デモの時もそうでしたが、私たちがデモに参加するのには勇気が要ります。みんなで団結して闘うことが効果的であることはわかっているし、自分の気持ちとしても晴れ晴れとします。しかし、デモに参加すると入管にわかるし、自分にとって不利になるのではないかと心配する臆病な気持ちもわいてきます。仮放免者のみんなはあっちこっちで、次のデモはどうしようか?と話し合ってきました。自分の人生、家族の将来がかかっているので、みんなが慎重に考えます。
  平日なので仕事も休まなければなりません。やっと見つけた仕事先の社長から「また休むのか」と文句を言われると、休むわけにもいきません。そういう精神的・経済的なさまざまな困難を乗り越えて80名の仲間が参加しました。参加できなかった人たちの苦労もわかります。みんな必死に生きている仲間です。
  しかし、関東には1,000人くらいの仮放免者がいます。次のデモには200人、その次のデモには300人と、困難を乗り越えて参加できる仲間を増やしていきたいと思います。初めてデモに参加した人の感想にもありましたが、支援者の存在は私たちを勇気づけます。日本人の皆さん、正規在留の皆さん、私たちの運動にご協力をお願いします。


以下、法務省入管へ提出した申入書です。

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申 入 書
2011年12月7日
法務大臣 殿
法務省入国管理局長 殿
仮放免者に在留資格を!行動参加者一同
(呼びかけ団体 仮放免者の会<関東>)

(1)昨年9月以降、貴職ら、また東京局長、横浜支局長に対して、難民不認定異議申立棄却や行政訴訟での敗訴確定を契機とする退令仮放免者への再収容を行わないよう私たちは申し入れてきました。
  東京局、横浜支局は、再収容について法に基づいて執行していると主張していますが、再収容せず仮放免許可の延長をすることも法に基づいて行われるものです。したがって、私たちは、再収容が違法であるか否かという点で争っているのではなく、入管が持つ裁量権をどのように行使するかを決定付けている入管の方針を問題にしているのです。
  ご承知のように、退令仮放免者には送還に従うことができないそれぞれの深刻な事情があり、それゆえ再収容や収容送還に対して、退令者の激しい抵抗があります。入管の「適正な退去強制手続きの実施」という名のもとでの収容送還方針の結果は、送還中の死亡事件や収容所での自殺事件、東西センターでの大規模ハンストでした。このことは、法を盾にして再収容を乱発するなどの無謀な収容送還の執行によっては退令仮放免者問題を解決することはできないことを明白に示しています。
  以上のことから、以下の2点を申し入れます。
  1. 無謀な収容送還方針に固執し、長期収容、再収容などの暴力的方法で退令仮放免者問題を解決しようとしないこと。
  2. 退令仮放免者が帰国を拒否する事情を考慮し、再審情願を受理・審査すること。難民手続き続きにおいては人道配慮の側面からも審査すること。

(2)退令仮放免者は、就労権もなく、社会保障制度からも排除され、生存権を著しく制限されています。まさに人間として生きていくための基礎的条件を剥奪されたなかで苦闘し、辛酸を嘗め尽くしています。絶望の中で人生の貴重な時間が潰されています。
  私たちは、人道的配慮から、まず以下の緊急性のある者に在留資格を付与することを申し入れます。
  1. 退去強制令書発付処分が下された後の期間が長期に及ぶ者
  2. 日本に家族(配偶者、及び扶養する子ども、及び扶養すべき者)がいる者
  3. 継続的治療を要する疾患を持つ者
以 上

Sunday, December 18, 2011

12.22全国統一一斉面会にご参加ください

  12月22日(木曜)に、全国の入管収容施設にて全国統一一斉面会をおこないます。
  入管の収容施設では、このブログでも報告してきたように、深刻な人権侵害がおこなわれています。期限のきまっていない(いつ出られるかわからない)なかでの長期の収容で、心身の健康をくずす人が多くいます。しかも、病人やケガ人はまともな治療を受けられずに放置されています。収容によって家族がばらばらに引き離されてしまう問題、とりわけ母親が小さな子どもと引き離されて収容されている例(子どもは児童相談所などにあずけられる)もあります。
  そうしたひどい収容の実態は、マスコミなどで報じられることもすくなく、あまり知られておりません。収容施設内での人権侵害の事実を把握するには、現状では面会活動によって被収容者からお話を聞く以外に方法がありません。
  そこで、できるだけ多くのひとに面会活動に参加していただき、収容施設のなかでなにがおこなわれているのか、その実態把握を協力してすすめていきたいと考えています。たくさんの人が関心をもつことが、入管にたいする監視にもなりますし、入管行政のあり方をともに考え、その改善につなげていければよいとおもいます。
  また、面会後には、各局・センターへの申し入れを予定しています。長期収容・再収容をしないこと、病人など収容にたえられない人の即時仮放免、医療・食事等の処遇の改善を要求します。
  仮放免者の会(関東)では、以下2ヶ所での一斉面会に参加します。みなさまのご参加、お願いいたします。

東京入国管理局(東京都・品川)
  12月22日9:00am  東京入管 正面玄関前 集合
      (品川駅港南口から都バス「8番バス」にのり、「東京入国管理局前」でおりる)
  連絡先: ながい(junkie_slip999@yahoo.co.jp / 090-2910-6490) 

東日本入国管理センター(茨城県・牛久市)
  12月22日午前9:30am JR常磐線牛久駅改札口 集合
  連絡先: みやさこ(miyasako316@ybb.ne.jp / 090-6547-7628)

*なお、面会には身分証の提示が必要です。日本国籍者は、パスポート、健康保険証、運転免許証、住基カードのいずれかをもってきてください。外国人は、パスポートまたは外国人登録証をもってきてください。

関連リンク

これまでの一斉面会(一斉面会は今回で3回目になります)

被収容者による要求書(東日本入管センター8B, 9Aブロック)

  東日本入国管理センター(茨城県牛久市)の収容者からの連名要求書を紹介します。8Bブロックと9Aブロック(いずれも男性が収容されている寮)の要求書です。
  これまでもたびたびお伝えしてきたように、東日本入管センターや東京入国管理局では、被収容者たちによって、共同で要求書を提出するとりくみがなされてきました。医療・食事などの処遇の改善や、仮放免許可の基準の明確化・審査の迅速化などについて、被収容者どうしでの議論をつうじて作られた要求書が提出されてきました。
  こうした要求を入管側が無視してきたことから、被収容者たちがやむなく集団ハンストを開始したこともありました。
  被収容者による要求書からは、収容がもたらす心身へのダメージの深刻さがつたわってくるとともに、いかにかれら・かのじょらの自由がうばわれているかが分かります。ごくごくささやかな生活上の便宜を改善するのにさえ、こうした要求書をつくり、被収容者を人間あつかいしない入管職員を交渉の場に引っぱり出す努力を要するのです。
  以下、順に8Bブロック、9Aブロックの要求書を転載します。ぜひお読みください。

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【8Bブロック】

陳述書
2011-11-16
  この度、入管についての処置や対応に対して、私たちの申し入れをまとめて、ここにて申し上げます。
  この長い期間の収容生活による不安やストレスがたまり、身心共に疲れております。よって病気などのさまざまな問題が引き起こってしまいます。どうか私たちの切実な願いを受け入れてくれれば喜ばしいです。
  以下、われわれのまとまった意見をここより述べます。

  • 収容生活の長い方に早めに仮放免を降りるように申し上げます。
  • 仮放免許可が降りた際、1ヶ月以内に結果を知らせるように申し上げます。また、不許可の場合、その理由を教えてください。
  • 入国管理局の定めた保証金は高すぎるので、私たちにとって大きな負担となっております。ですから、その金額を10万円以内に引き下げて下さい。
  • なお、入管の医療設備や医師は不足しておりますので、私たちから見ればとても対応できないと思います。なるべく病気にかかっている人に完全に治るようにしてください。ただ型どおり済ませて薬を飲ませて済むと思わないで、ちゃんと入念に診査して病気を治してほしいんです。もし、無理な場合、そとの病院に連れて見てもらいたいんです。
  • その外、虫歯のある方に専門の医者を付けてください。歯を抜くのではなく、ちゃんと治療して治るまで扱ってください。もし、その治療法がなかった場合、上に述べたとおり外の医者に見てもらいたいです。また、最近、虫歯のある方はおおぜいいますので、1週間1回だけではなく、もっと回数を増やしてもらいたいです。
  以上、われわれの願いを改めて申し上げます。どうぞよろしくお願い致します。









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【9Aブロック】

東日本入国管理センター所長様
  まずは、私たちは、当センターで収容されている者として、皆様に大変お世話になっている事やあらゆる面で面倒見ていただいている事について、心から感謝を申し上げねばなりません。
  本当に色々とありがとうございます。
  さて、当センターでの私たち被収容者らに対する処遇等の内容について改善していただきたい事がありますので、次のとおり申し上げます。
  どうぞよろしくお願いいたします。

  1. 購入できる物品等の種類やバリエーションは少なすぎるので、その種類の増数をお願いします。
  2. 当センターでパン類が購入出来ないので、大変困っています。パン類(特に食パンやフレンチパン等)も購入できるようにしていただきたい。
  3. 外部からの飲食物等の差入れも許可にしていただきたい。その許可出来る種類等や差入れ方法等について慎重な検討が必要だということを理解していますが、どうか前向きに検討していただきたい。現在のままでは、大変飽きていますのでストレスがたまってしまうばかりです。
  4. 電話機の台数を増やしていただきたい。今は4台しかありませんし、そのうち2台も卓球や一般業務が行われる部屋にあるので、電話の歳はなかなか向こう側の声が聞こえないので、困っています。
  5. 現在の食事メニューでは、週に1回しかカレーが給与されません。しかし、私たちは皆カレーが大好きなので、是非ともカレーが給与される食事の回数を増やしていただきたいのです。
  以上ですが、どうかよろしくお願い申し上げます。
  なお出来るだけ早く上記問題等に対する改善並びに貴職の御回答をいただけますようお願い申し上げます。二週間以内にご回答お願いします。
平成23年10月31日




Wednesday, November 30, 2011

PRAJ to Hold a March on December 7


Rights to Asylum Seekers and Immigrants!
Give Us Visa, Not Provisional Release!


Dear Friends,

    We, asylum seekers and immigrants, have got the status of "Provisional Release" after more than a year of detention by Japanese Immigration Bureau. It is, however, always possible for us to be detained again and again. We are still not allowed to work. Then how should we afford our life? Since we are also stricted to freely moving, we can't see our remote friends without permission of Immigration even in emergency. Moreover, we are forced to pay extraordinarily high medical expenses because we can't get national health insurance which every citizen in Japan has. In summary, those in the status of "Provisional Release" in Japan, supposed to currently amount to one or two thousands in total , are deprived of basic human rights. So we demand to the Immigration and the Ministry of Justice: Give us rights to live, give us Visa! Please join us.

  • Stop Mental Torture
  • Stop Killing Overstayers 
    Release Detainees from Your Torture
  • Stop Re-Detention


7 Dec. 2011 (Wed.), 12:00, gathering in front of Water Square in Hibiya Park, Tokyo, near Hibiya Sta. (metro) or Yurakucho Sta. (JR)
* If you come to the Hibiya Exit of Yurakucho Sta. (JR) at 11:30, then we'll take you to the park.



Organized by Provisional Release Association in Japan (PRAJ)
Contact: MASUDA 080-3421-4060 / MIYASAKO 090-6547-7628

12.7「仮放免者に在留資格を!」デモのおしらせ(法務省入管への要求)


難民・移民に生きる権利を!
仮放免者に在留資格を!

  わたしたち  難民(なんみん)・移民(いみん)は  入管(にゅうかん)による  長期収容(ちょうきしゅうよう)によって  心身(しんしん)共(とも)に  ボロボロに  なり、やっとのことで  仮放免許可(かりほうめんきょか)を  受(う)けました。

  しかし、いつまた  収容(しゅうよう)される  かも  しれません。それに、仮放免(かりほうめん)に  なっても  働(はたら)くことは  認(みと)められて  いません。仕事(しごと)を  しないで  どうやって生(い)きて  いけば  良(よ)いのでしょうか。

  また、移動(いどう)が  制限(せいげん)されて  おり、急(きゅう)に  遠(とお)くに  住(す)む  友人(ゆうじん)が  病気(びょうき)に  なっても、まずは  入管(にゅうかん)に  許可(きょか)を  得(え)ないと  お見舞(みま)いにも  いけません。さらに、在留資格(ざいりゅうしかく)が  ないため  国民健康保険(こくみんけんこうほけん)にも  加入(かにゅう)できません。

  仮放免者(かりほうめんしゃ)の  生活(せいかつ)は、労働(ろうどう)できず、国民健康保険(こくみんけんこうほけん)にも  入(はい)れず、生(い)きて  いく手段(しゅだん)、病気(びょうき)に  なっても  治療(ちりょう)を  受(う)ける手段(しゅだん)を  奪(うば)われて  います。仮放免者(かりほうめんしゃ)は  全国(ぜんこく)に  1000人から  2000人  いると  思(おも)われますが、わたしたちの  生存権(せいぞんけん)は  奪(うばわ)われて  います。

  わたしたちに生(い)きる権利(けんり)を!  在留資格(ざいりゅうしかく)を!  それを  要求(ようきゅう)して、法務省入国管理局(ほうむしょうにゅうこくかんりきょく)に  対(たい)する  行動(こうどう)を  おこないます。ぜひ、みなさん、参加(さんか)して  ください。

  • 長期収容(ちょうきしゅうよう)を  やめろ
  • 再収容(さいしゅよう)を  やめろ
  • 難民(なんみん)・移民(いみん)に  生(い)きる  権利(けんり)を
  • 仮放免者(かりほうめんしゃ)に  在留資格(ざいりゅうしかく)を

★2011年(ねん)12月(がつ)7日(なのか)(水(すい))12時(じ)
★日比谷公園(ひびやこうえん)(東京都千代田区(とうきょうとちよだく))噴水前集合(ふんすいまえしゅうごう)

最寄駅(もよりえき)・日比谷(ひびや)(地下鉄(ちかてつ))または有楽町(ゆうらくちょう)(JR)

※ 道(みち)が分(わ)からないひとは、11時(じ)30分(ぷん)、有楽町駅(ゆうらくちょうえき)(JR山手線(やまてせん))日比谷口改札(ひびやぐちかいさつ)に集合(しゅうごう)




主催(しゅさい) 仮放免者(かりほうめんしゃ)の会(かい) 

連絡先(れんらくさき) 増田(ますだ)080-3421-4060 宮廻(みやさこ)090-6547-7628

Thursday, November 24, 2011

ツイッター・電話・ファクシミリでの応援おねがいします!――東日本入管センター女性収容者の抗議(11/26追記)

  東日本入管センター(茨城県牛久)での収容者への医療放棄、帰国強要、母子分離、1年越え長期収容などの収容者の中の「深刻な重病人を早く外部へ出したい」という 2Bブロックの収容女性たちからの強い要望がありキャンペーンを行っています。

  以下に、とくに深刻な4名の女性収容者の状況を説明しております。
  1. ツイッターをやっているかたは、それぞれのリンク先をRTして頂けたら嬉しいです!
  2. また、ツイッターで、「#入管」のタグをつけてコメントしていただけるとさいわいです。東日本入管センターや法務省入管の職員さんたちは、自分たちの仕事が世間でどうみられているのか、とても気にしているらしく、当ブログやネット上での入管への言及を、まめにチェックしてるようです。
  3. フェイスブックをやっているかたは、お友達にひろめてください。(→ http://www.facebook.com/groups/264631850256170/)
  4. より直接的な抗議のしかたとしては、東日本入管センターに電話やファクシミリで意見をつたえるということもできます。

  東日本入国管理センター
  • 電話番号: 029-875-1291
  • ファクシミリ: 029-830-9010


☆ペルー人女性Sさん(DV被害者で小さな娘がいるが母子分離と収容)

  11/5と11/22に牛久入管からお手紙がきた。夫のDV被害を役所に訴えたら市役所の職員に警察を呼ばれてそのまま入管へ収容される。本来は小さいこどもを抱えて暴力を受けているのだから保護されるべきなのに理不尽です。

  市役所×警察×入管の連携プレーでの弱者いじめは止めて欲しい


☆中国人女性Rさん(腎臓結石による激痛あり)

  中国人女性Rさんは東日本入国管理センターに収容されている。腎臓結石で激痛が毎日あるが外部診療の許可おりず。結石はかなりの痛みだ。入管は場当たり的に痛み止めを出しているがその影響で髪の毛が抜け爪がボロボロにはがれだしている。東日本入管は医療ネグレクトするなら仮放免しろ!
  11/24 Rさんは「外部で医療を受けるのに手錠をかけられ腰縄をまわされるのが屈辱的で嫌です」と言っています。医療をうける時になぜ収容者は犯罪者の様に扱われるのか?単に精神的ないじめなのでは?私達は人権への配慮と即時開放を望む(11月26日追記)

☆タンザニア人女性(1年6ヶ月という長期収容者) 

  東日本入国管理センターに収容されているタンザニア女性は収容期間が1年6ヶ月。最近のケースで1年半を越えているというかなりの長期収容者はあまりみかけない。牛久入管は窓に紙が張られ外の風景さえ見れない。ストレスで自殺者が出るような場所から早く彼女が開放されることを望んでいる


☆中国人女性Kさん(心臓疾患による発作あり)

  11/17東日本入国管理センターの女性ブロックに収容中の数名と面会。心臓が悪いKさん:所内で倒れ近くにいた同室の女性たちが彼女をマッサージした。その間ほぼ10分間職員は駆けつけれなかった。もし次回発作が起こって彼女は生き延びれるのだろうか?収容=死の恐怖と闘う現実がある。



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Wednesday, November 2, 2011

第2回大会報告

  仮放免者の会(関東)は、10月16日、東京都港区にある港勤労福祉会館において第二回大会を開催しました。


  オープニングは、"La Bamba" や "We Shall Overcome" などのバンド演奏のあと、ドラムのリズムに乗せて「入管は再収容をやめろ」「在留資格を勝ち取るぞ」「全国の仮放免者と団結して闘うぞ」などのシュプレヒコールを日本語と英語で行って開幕しました。

  参加者は仮放免者が100名、仮放免者の配偶者や支援者が20名と計120名。昨年の結成時からの仲間、その後に東日本センターから仮放免になった仲間、以前から仮放免になっていたが仮放免者の会の闘いを知って新たに加わってきた仲間など、関東各地から大勢の仲間たちが参加しました。

  まず、ビデオクリップを使って、これまでの私たちの運動の経緯と運動の目的が報告されました。

  2009年の入管の退令執行の厳格化は、東日本センターの被収容者や関東の仮放免者に対しても大きな人権侵害を与えました。収容の長期化、難民手続きや行政訴訟の結果が出るたびの再収容・再々収容、さらに国費による無理やり送還。2010年の2月にはブラジル人、4月には韓国人が東日本センターで自殺し、3月には中国人が東京入管で自殺しました。同じ3月には横浜支局に収容されていたガーナ人のスラジュさんが国費無理やり送還されそうになり成田空港で死亡しました。「入管によって殺されるのか、自分で死ぬのか、私たちの未来は二つに一つだ」という思いが東日本センターの被収容者に広がり、5月には必死の覚悟で大規模ハンストを行いました。国籍や在留理由(難民か結婚か、など)の違いを越えて、入管から「帰国しろ」と言われても帰国できない私たちが初めて団結して闘いました。12日間にわたるハンストを経て、入管は「収容の長期化を回避する」と発表し、実際、長期収容者は次々と仮放免許可になり、仮放免保証金も50万円~80万円だったものが10万円~50万円、10万円も用意できない人はそれ以下にまで下がりました。

  しかし、やっとの思いで仮放免になった私たちを待っていたのは再収容でした。早い人は仮放免から2ヶ月で再収容されました。繰り返しの収容は、私たちを絶望に追いやります。私たちは、再収容反対、在留資格獲得を目的に昨年10月31日に「仮放免者の会(関東)」を結成しました。

  結成に先立って9月8日には、嵐のなかで再収容反対の東京入管包囲デモを行いました。仮放免者の会結成以後は、東京入管に再収容されている仲間を中心に再収容反対の闘いを行い、今年2月25日には再び再収容反対を掲げる東京入管包囲デモを行いました

  再収容された仲間の何人かは東京入管から仮放免になり、また2月から再収容が止まりました。今日参加している人たちの中にも、難民手続きや行政訴訟が終わっても再収容されなかった人たちがたくさんいます。

  さらに、今年の4月8月と全国一斉面会を行い、長期収容、再収容に反対する申入れを全国の入管収容施設に対して行いました。8月の全国一斉面会の時には、再審情願一斉申立も行い、在留資格の付与を要求しました。

  私たちの運動は全国的に広がっています。私たちが組織を作った1か月前の昨年9月には関西で仮放免者の会が結成されました。そして今年9月には名古屋で、「東海地区仮放免者の会」が結成されました。関東・東海・関西、この三つのエリアに、全国の仮放免者のほとんどが住んでいます。東海地区での仮放免者の会の結成は、私たち関東や関西の仮放免者が待ち望んでいたものでした。私たちの運動の目標は在留資格取得ですが、そのためには法務省入国管理局の政策転換が必要です。相手は地方入管や入国管理センターではありません。法務省入管に対して要求していくためには全国的な団結の力が必要です。東海仮放免者の会結成大会には関東・関西からも参加し、全国的な運動を開始することをみんなで確認しました。

  すでに私たちの運動は全国的な運動になりました。今も仲間たちを苦しめている長期収容、再収容に反対し、みんなへの在留資格取得に向かいましょう。
以上の報告を、大会参加者からの活発な意見を求めながら行いました。BONDの宮廻さんから補足報告をしてもらいました。

  続いて、牛久入管収容所問題を考える会SYIなどの支援団体からの連帯挨拶を受け、弁護士からの来賓挨拶を受けました。指宿昭一弁護士(第二東京弁護士会、関東弁護士会連合会「外国人のための人権救済委員会」副委員長)からは、私たちの運動は日本の人権問題において非常に重要であること、私たちの運動は的確な効果があり入管としても重視せざるを得ないこと、多くの弁護士が私たちの闘いに関心を寄せていることなどが報告されました。

  休憩をはさんで、国籍別・地域別の会議を行い、それまでの報告についての質問を受けたり討議をして、国別のリーダーを選出しました。スリランカ、パキスタン、バングラデシュ、イラン、東アジア、アフリカ、中南米に分かれ、さらに討議の後半、横浜入管管内である神奈川県在住メンバーで独自に討議しました。

  各国あるいは各地域から選ばれたリーダーをリーダー会議のメンバーとして採択し、今後の運動方針は、長期収容と再収容に反対し在留資格の獲得をめざすことにあることを運動方針として採択し、そのために12月7日に法務省入国管理局に対するデモンストレーションを行うことを採択しました。

  そして再びシュプレヒコールを行い、新リーダーの一人からの閉会挨拶を受けて第二回大会を終了しました。

  今回の大会に向けて仮放免者の会のTシャツも作り、会場で販売しました。

  今回の大会は大成功に終わりました。第一に、当事者である仮放免者の参加が昨年の結成大会よりも二倍以上に増えました。昨年は会場が地下鉄で行く場所で、行き方がわからずに参加できない仲間もいましたが、今回はJR山手線の田町駅近くでわかりやすく、それ以上に、これまでの私たちの闘いがより多くの仲間たちに支持されてきたからです。会場に座りきれないほどの仲間が参加しました。第二に、ビデオクリップなども用いて、これまでの闘いと今後の方針を参加者にわかりやすく説明することができました。初めて仮放免者の会の活動に参加した仲間も、団結して闘うことに確信を持ち、希望に満ちあふれて帰ることができました。第三に、国別・地域別組織が強化され、仮放免者の会の足腰が強くなったことです。以上、参加者の数と参加した人の意識、国籍別組織の建設、この量と質の両面で良い成果を収めることができました。

  今回参加した仮放免者の仲間は100名ですが、入会申込書は400名近く集まっており、きちんと連絡さえ取れればもっと多くの仲間が集まります。そのためにも国籍別の組織を仮放免者の会の足腰としてしっかりと強化させていかなければなりません。第二回大会を出発点に、もっと力強い運動へ、そのための組織の建設に向かっていきます。うれしいことに、すでに全国的な運動の基礎ができています。その中でも、仮放免者の数が圧倒的に多いのは関東であり、私たちの責任は重大です。全国の仲間たちのために、全国の仲間たちと力を合わせて、在留資格獲得に向けて奮闘します。



【関連リンク】
  月刊『イオ』編集部のかたが、大会に参加し、ブログで報告をしてくださいました。『イオ』には、今年はじめに仮放免者の会の活動を誌面でとりあげていただ きました。
 
  また、関西の支援団体「WITH(西日本入管センターを考える会)からのメッセージを、転載させていただきました。