このデモについての、報道関係者むけのプレスリリースを以下に掲載します。
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報道関係者各位
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~2014年2月28日
3.5「仮放免者に在留資格を!」デモのご案内
関東仮放免者の会 事務局
3月5日(水)に、東京都千代田区にて標題のデモをおこないます。
仮放免者とは、入国管理局により退去強制令書の発付を受けながらも、収容施設への収容を一時的に解かれた外国人たちです。仮放免許可は、難民申請をして審査中である、退去強制令書発付処分を不服として行政訴訟をおこなっている、病気のために収容・送還に心身が耐えられない等の理由により認められることがあります。
仮放免者はいずれも、帰国しようにも帰国できない事情をそれぞれにかかえています。国籍国で迫害等の予想される難民であること、家族が日本におり帰国すると家族が離ればなれになること、日本での滞在が10年20年以上の長期におよび、すでに国籍国に生活基盤がないことなどです。そして、仮放免者の多くは、労働者として、また地域社会の成員として、日本の社会・経済を長いあいだ支えてきた者たちでもあります。
こうした仮放免者の数は、近年増加をつづけ、全国で現在3,000人をこえると推定されます。仮放免者数の増加は、とりわけ2004年に始まる「不法滞在者の半減5か年計画」にみられるように、帰国しようにも帰国できない者たちを強引にいわば「一掃」しようとしてきた法務省の入管政策が破綻したことのあらわれにほかなりません。
今年度には、あらたな送還方法として、チャーター機による無理やり送還がおこなわれ、昨年7月にフィリピン人75名、同12月にタイ人46名が帰国させられました。法務省は来年度もチャーター機送還を計画していると報道されております。現に、昨年10月以降、東京入国管理局はとくにフィリピン国籍の仮放免者、そのなかでも日本に配偶者のいる仮放免者をねらいうちにした再収容をくり返しており、昨年にひきつづきフィリピンへのチャーター機送還を計画していることがうかがわれます。
今回のデモは、関東のほかに東海や関西の仮放免者やその支援者も参加し、法務省に対して、チャーター機送還および仮放免者の再収容の中止をうったえ、また、仮放免者への在留資格を認めるよう求めていきます。
仮放免者は、(1)就労資格がなく、合法的に働いて収入を得ることができない、(2)在留資格がないことから社会保障制度から排除され、病気になって通院すると、自由診療として最低でも100%、高いところでは300%の診療費を請求されるなど、生存権をおびやかされております。このような状態に3,000人超の人々を置きつづけることは人権・人道上の観点からゆるされず、一刻もはやく在留を合法化することによって早急にその生存権を保障することがもとめられます。
要綱
- 主催:仮放免者の会( http://praj-praj.blogspot.jp/ )
- 日時:2014年3月5日(水曜)13:00集合(デモの出発は14:00)
- 集合場所:日比谷公園「大噴水」(日比谷門のちかく)の前(最
- 寄り駅:「日比谷」(地下鉄)、または「有楽町」(JR))
- 連絡先:関東仮放免者の会事務局(大町:090-3549-5890、永井:090-2910-6490、宮廻:090-6547-7628)