PRAJ (Provisional Release Association in Japan): Who We Are
in English
日本語(漢字かなまじり)
にほんご(ひらがな・カタカナ)


関東仮放免者の会「宣言」/賛助会員募集とカンパのおねがい

http://praj-praj.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html


仮放免者の会 ホームページ

Tuesday, February 21, 2017

【記者会見のお知らせ】内外で排外主義への危機感が高まる中、入国管理局がチャーター機を使用してタイ人を集団送還

報道各社あてに、以下ご案内を送付しております。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

内外で排外主義への危機感が高まる中、入国管理局がチャーター機を使用してタイ人を集団送還

2017年2月21日
仮放免者の会   事務局長 宮廻(みやさこ)満
090-6547-7628  
miyasako316★ksh.biglobe.ne.jp
(★を@に変えてください)


記者会見    2月21日(火)16時30分~   司法記者クラブ
会見者     仮放免者の会




[事案の概要]

  入国管理局は、本年2月20日(月)から21日(火)にかけて、タイに非正規滞在者を、チャーター機を利用して集団強制送還した。(本日15時半から法務省にて発表があります)

  2013年から開始された非正規滞在者へのチャーター機送還は今回で6回目。家族分離、難民の送還など、様々な問題を指摘されつつ継続されてきた。非正規滞在者の中には、80年代後半からのバブル景気の時期に来日して働き続きてきた者も多く、来日20年以上になる者を強制的に送還することへの批判もある。

  欧米での難民受け入れ拒否の動き、トランプ政権での移民の強制送還への動きなど、国際的にも排外主義への動きとそれへの危機感が高まる中、我が国においても、非正規滞在者に対して、事情を無視した非人道的な送還が行われている。

  今回のタイ人チャーター機送還において、
ケース① 50代男性 2001年来日 タイ人永住者の女性と婚姻。この女性に日本国籍の子がおり、男性も含めて家族として生活していた。
ケース② 50代男性 1991年来日。バブル期に来日し、25年間以上、日本で建設業などに従事してきた。
  などのケースも含まれている。

  ケース①の家族分離の問題は明らかな人権侵害である。妻としても、日本人である子を育てており、タイに転居することはできない。ケース②は独身者であるが、25年間以上日本で生活し、生活基盤は明らかに日本にある。四半世紀を経て、50代で帰国しても、生活の見通しは立たない。

※入管は、不法滞在者を大量に、また①確実に、②安価に、送還できるとチャーター機送還を開始した。当初、年間3千万円で二百人の送還を予定した(一人当たり15万円)。しかし第三回(32人)は一人120万、第四回(22人)は一人159万円と、人数が少ないうえに個別の強制送還よりも格段に高額となっており、費用対効果の面からの批判も出されている。

以 上