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Sunday, November 25, 2018

【抗議集中の呼びかけ】続報・牛久の入管でのハンスト:「申入書には回答しない」と所長


 前回の記事で報告しましたとおり、東日本入国管理センターでは、被収容者30名あまりが20日(火)よりハンガーストライキを開始しました。以下の記事では、ハンストをおこなっているブロックのうち1Aブロックの被収容者たちの連名での「申入書」も紹介しております。

 25日(日)現在でもハンストは継続中であると参加者より連絡がありました。ハンストはすでに6日目にはいっており、参加者の健康状態が心配です。

 ところが、センター側は、1Aブロックの被収容者に対し、「申入書には回答しない」との意向を職員から伝えてきたそうです。申入書はすでに所長にわたっているものの、所長判断として回答するつもりはないというのが、センター側の意向だのことです。

 食事を拒否して自身の生命を危険にさらしてまで抗議をおこなっているにもかかわらず、その要求に対して回答すらしないというのは、入管側が被収容者を人間あつかいしていないことを示しているとしか言いようがありません。また、こうした被収容者を愚弄した姿勢を入管がとることで、いたずらにハンストを長引かせて、ますます被収容者の健康を危険にさらすことにもなりかねません。

 1Aブロック被収容者の申入書に誠意をもって回答するよう、東日本入管センターに対し、電話やファクシミリ等で抗議を集中していただくようお願いします。

東日本入国管理センター 総務課
 電話:029-875-1291
 ファクシミリ:029-830-9010

Thursday, November 22, 2018

【抗議呼びかけ・拡散希望】牛久の入管で30名超がハンスト:長期収容への抗議


 東日本入国管理センターの被収容者が、11月20日(火)よりハンガーストライキを開始しました。

 当会事務局のスタッフが、被収容者たちに面会して調査したところ、21日現在、3ブロック(1A, 2B, 3A)で合計33名がハンガーストライキを継続していることがわかりました。ハンストを通じての入管に対する要求内容は、長期収容を回避せよというものだということです。

 このうち、1Aブロックのハンスト参加者が提出した「申入書」を以下に公開します。



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申 入 書
平成30年11月20日
法務大臣 殿
法務省入国管理局長 殿
東日本入国管理センター所長 殿
1A寮一同
 私達は、長い事当センターに収容されているものです。以前から当センターに仮放免の運用等の改善を求める色んな要求書を提出させてもらったが、それに対する当センターからの全面否定の回答でした。
 最近、私達は当センターからのいたずら(同じブロックの収容者仲間を些細な事でひきさかれたりや送還の見込みの立たない人を出所させなかったり等)や誤魔化し(医療放置や仮っ放免の許否の説明を拒んだり等)、理不尽、不適切とずさんな処遇運用等にはもう耐えられません!
 本来なら、本申入書の内容をもっと具体的に書くべきですが、これ以上書いても無意味であり又、当センターは以前からの私たちの色んな要求書により私たち収容者の趣旨を把握しているはずです。
 そもそも当センターは長期収容の可能な施設ではない事言うまでもないです。
 よって、収容長期化の回避かつ仮放免の運用に対する何らかの改善を強く求めたいた為、ここに申入をします。
以上

[1Aブロック22名(国籍はそれぞれ、ブラジル、イラン、スリランカ、フィリピン、中国、ミャンマー、ベトナム、ペルー、ガーナ、ナイジェリア)の署名――省略]
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 私たち仮放免者の会としては、東日本入管センターに対して、電話などで抗議・意見提示をしていただくよう、みなさまに呼びかけます。

抗議・意見提示先
東日本入国管理センター 総務課
 電話:029-875-1291
 ファクシミリ:029-830-9010

抗議・意見提示の例
  • ハンスト参加者の要求に対して、入管として検討して誠実に回答すること。
  • ハンスト参加者に対して懲罰的な隔離処分をおこなうなど、弾圧をしないこと。
  • 6ヶ月をこえるような長期収容は、被収容者の心身を破壊する人権・人道上ゆるされない行為である。
  • 国連拷問委員会等に日本政府が公約しているとおり、仮放免制度を弾力的に活用して長期収容を回避すること。


 情報提供を希望される報道関係者のかたは、以下のメールアドレスまでご連絡ください。

 junkie_slip999☆yahoo.co.jp (☆をアットマーク(@)にかえてください)


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 東日本入管センターをふくむ、全国の入管施設の収容長期化については、参議院議員の福島みずほさんが法務省に請求して開示させた資料が公開されています。常軌を逸した長期収容の実態が、統計資料からうかがうことができます。


 収容長期化問題については、このブログでもいくつか記事を掲載しております。長期収容がなぜ問題だと言えるのか、また、収容長期化の実態とその生じた背景と歴史的経緯はどういうものなのか、述べていますので、こちらも参考にしてください。


 また、東日本入管センターでは、最近2年ほどの期間でくぎっても、2017年3月にはベトナム人被収容者を医療ネグレクトによって死なせた事件があり、2018年4月には前日に仮放免申請不許可を知らされたインド人被収容者が自殺する事件があり、これを受けて被収容者による大規模なハンガーストライキもありました。その過程で、被収容者たち自身による声明や入管当局に対する要求書なども多数出されてきました。

 私たちがこのブログなどを通じて紹介できているのは、そのうちの一部にすぎませんが、被収容者当事者たち自身がどのように声をあげてきたのか、具体的に広く知ってもらいたいと思います。



Saturday, November 3, 2018

【傍聴の呼びかけ】大阪入管暴行事件(第3回口頭弁論)


 昨年7月に大阪入管の職員ら複数名が、被収容者だったMさんに集団で暴行をくわえて骨折させた事件の国賠訴訟。次回は以下の日時と場所でおこなわれます。

第3回口頭弁論
 日時:11月7日(水) 午後1:30~
 場所:大阪地方裁判所810号法廷(→地図


 原告のMさんも出廷します。
 
 都合のつくかたは、ぜひ傍聴して、この事件に注目しているということ、また被収容者への暴力をゆるさないという意思を示していきましょう。

 公判後には、Mさんや原告の弁護士も出席して報告集会をおこないます。こちらもぜひご参加ください。




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