先日、以下で告知しているデモについてのプレスリリースです。
ツイッター、フェイスブックなどで拡散していただけるとさいわいです。
取材されるかたは事前に文末の連絡先にご一報いただけると助かりますが、連絡なしに当日取材に来ていただいてもかまいません。
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取材されるかたは事前に文末の連絡先にご一報いただけると助かりますが、連絡なしに当日取材に来ていただいてもかまいません。
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【プレスリリース】
「11.20 東京入管に抗議するデモ」のお知らせ
10月14日、ビルマ出身のロヒンギャ難民、アンワール・フセインさん(57歳)がくも膜下出血により死亡しました。 フセインさんは、東京入国管理局(港区)に収容された同月9日に 倒れました。ところが、 入管側はフセインさんの容態を認識しながら、約1時間もの間、 救急車を呼ばずに放置しました。
11月20日(水)、フセインさん死亡事件を受けて、東京入管に抗議するデモをおこないます。また、同日、 東京入管への申し入れもおこなう予定です。
結果的にフセインさんを死にいたらしめた東京入管の対応について、おもに以下の問題が指摘できます。
1.被収容者の人命と健康を軽視する入管の組織的体質フセインさんは倒れたとき、あわをふいて痙攣した状態だったと同室の複数の被収容者は証言し ています。職員がフセインさんの容態の異常を認識したのが12時 20分頃。12時26分に職員が測定した際には、 フセインさんの血圧は、上242下111であったといいます。 ところが、入管側が救急車の出動をようやく要請したのは、13時 15分。 常識的に考えて、このような容態の人をみた場合、即座に医者にみせるか、 それができないならば救急車を呼ぶというのが当然とられるべき対 応であって、そうした対応がとられなかったことに、 被収容者に対する入管の人命軽視の体質があらわれています。
2.劣悪きわまりない医療処遇東京入管をふくめた入管収容施設では、入国警備官が被収容者の診療の要不要を判断するということが横行 しています。被収容者が体調不良をうったえ診療をもとめても、 入国警備官の判断で診療させないといった事例が多数あります。 被収容者数にみあった医療体制( 診療できる日数や外部診療機関に連行するための人的な準備) がとられていないために、 診療件数を抑制することが入国警備官の「任務」 となっていると言うことができます。
3.収容をつうじた帰国強要フセインさんは、難民認定審査中であり、またビルマ当局が国籍付与の対象から排除しているロヒンギャ民族 でもあります。 難民条約の規定からいって送還不可能であるばかりでなく、 万が一、入管が送還を試みたとしても、 ビルマ政府がこれに応じるとは考えられません。なぜ、 そのような人を再収容(フセインさんは2回目の収容です) したのか。 監禁によって心身をいためつける以外の目的は想定しにくいです。 収容(監禁)を帰国強要の手段にしているとも言ってよい、 入管の退去強制執行のあり方も問われなければなりません。
4.きわめて消極的な難民行政フセインさんは上記のとおり事実上の無国籍者であり、亡骸になってしまってなお「帰国」の不可能な難民でありました。 難民認定ないしは在留特別許可によって早期に在留資格が付与され ていれば、今回のような不幸な事態はふせげたはずです。
デモには、「仮放免者」と言われる、退去強制令書を発付されながらも帰国できない事情( 難民であること、日本に家族がいること、 滞在が長期にわたり国籍国に生活基盤がすでにないことなど) があり、日本での在留資格を求めている人びとが多数参加します。
また、医療放置は東京入管では常態化していることもあり、現在の被収容者からも連名での要求書が出されるなど、 医療処遇改善を東京入管にもとめる動きもおこっています。 こうした被収容者に激励の声をとどけることも、 今回のデモの目的として位置づけています。
要綱 11月20日(水) 13:00 品川駅港南口、入管行きバス停前広場集合
14:00 デモ行進開始15:30 東京入国管理局に対する申し入れ主催 関東仮放免者の会
連絡先 090-3549-5890(大町) 090-2910-6490(永井) 090-6547-7628(宮廻)
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